息辛さ
どうしてこれ以上誰かのために私を消費しなくちゃいけないの
嫌、これは私のもの
私の為に謳う詩
何よりも誰よりも私のことを想えるのはきっと私だから
近づかないで 甘い蜜を吸ったら逃げる癖に
馬鹿にしないで あなたの為に生まれたわけじゃない
優しいだとか面白いだとか うるさいな 静かにして
私の気持ちを宥めるのはずっと緑と風
人型は厳しいね 気持ちが入り込んでくる
あなたの浅はかな考えなんて考えなくても分かるから
いつか共に分かり合える時が来たら
その時は腹を割って話したいな
あなたが嫌いなわけじゃないからさ
もう見ないで 甘い蜜も無ければ文句を垂らし
馬鹿にしないで あなたの為に生きてるわけないから
こっちに来てだとか一緒がいいとか 嘘つきね 一人にして
私の気持ちを癒すのはいつも綺麗な水
自己中は卑しいね 結界を張りたくなる
あなたの次起こす行動なんて見なくても予想がつくから
だから気持ち悪いの 分かりやすいから
いつか夜に涙を流す時が来たら
その時は私を思い出さないで欲しいの
あなたを嫌いになりたくないからさ
気滞と虚水を繰り返し 制御できない炎に自ら焼かれる
私の明るさに蓋をした憎たらしい人たち
私に痛みを教えてくれた愛しい人たち
私の醜い贖罪はどうですか
幸せになる為に起こった不幸だと教えて欲しい
優しくなる為についた傷だと宥めてくれないと
やってられない まだ痛いんだ
息辛い歪な世界は人間だって消費物
私の思いを高めるのは続く叡智の石
佞奸は苦しくて 愛が詰まって消えるの
あなたの無防備な裏の顔なんて覗かなくても分かるから
だから嘘を吐いたの みずぼらしいけど
いつか罪を洗い流す時が来たら
その時は私に擦り付けないで欲しいの
あなたを呪いたくないからさ
お願いだからさ
私に力を与えるのは果てしない言葉の芸術
私に力を与えるのは無限に散らばる空の発光体
私に力を与えるのは
私が力を放つのはきっと何かの為になる
それが生きるってことね それでも良いと思えたの
あなたの必死な生き方に気付くことが出来た今があるから
だから生きていたいの 無様で良いから
いつか共に分かり合える時が来たら
その時は笑い合って酒でも呑もうよ
あなたと生きた喜びに乾杯