赤いハイビスカス
赤いハイビスカスを千切った私に降り注いだ天の罰
lonely night 孤高じゃない
独りじゃないと抱きしめてもくれない
蜜を啜って捨てた私にあなたを想う資格はない
ねぇ幼子の私
一日の儚い花をあなたの人生に彩らせた気分はどうだい
ねぇ時を重ねた私
あの日の痛みと重ねた花はどんな色でしたか
あの時の私に優しくしてあげられずに
あぁ そうして 涙を失くして
死んでしまう人生にあなたの声が轟く
怠惰に語り継ぎ 学んで行けるのなら
この世界はまだマシなはず
驕り生きたアンサーが
その身に掛かる世界になる
私の罪が あなたに触れず
あのハイビスカスを救い また花咲かせ
夙夜の中で世界を飾って
紅いハイビスカスに埋もれた私に舞い降りた天の煌
death and rebirth はち切れそう
次に行かないと燻ってしまいそう
罪の許しを乞うた私にあなたを愛す資格はない
だから、その腕を離して 縋ってしまう
消えるかもしれない 目移りされるかもしれない
パラレルが怖いの
ねぇ幼子の私
ひと時の儚い愛があなたの人生の首を絞めた事実はどうだい
ねぇ歳を重ねた私
あの日の涙とたてた爪はどんな傷でしたか
あの時の私じゃないって分かってるのに
「罪も全て断ち切ってあげる だから僕と生きて」
あぁ どうして 涙が溢れる
死んだようなときめきが私の中を蠢く
変化を恐れるのが人間の性ならば
この呪いを解いてしまおうか
次に浴びる呪(まじな)いは
あなたの中の世界がいい
あなたの名で あなたの声で
あのハイビスカスのように 色とりどりに
眩惑の許で私を縛って
それが何よりも純真で美しい
命照らすときめきが私の中で巡った
変化を超えたのが人間だというのなら
この祝詞(しゅくし)を愛で満たそうか
次に来たるアンサーは
あなたと紡ぐ軌跡がいい
私の名を あなたの声で
このハイビスカスと共に 香と咲き
新たな世界で優美に放って
あぁハイビスカスは永遠(とわ)に 幸せと
私の世界をあなたと繋いで
画像は、フリー画像です。 photoACさんからお借りしました。