requiem
君が奏でたその言葉
いつか唱えたその旋律
耳に残るあの高音
痛い痛いの涙溢れる
偽物だったはずの日々が本物になっていく
少しずつ開いた扉に
君は真っすぐ走って行った
僕はいつの間にか立ちすくんで
いつかの君に縋っているんだ
戻っておいでと手招きするけど
君は笑顔で首を振るよ
変わらぬものは無いんだと
螺旋の中に生きた音は
時間と共にいつしか消えて
信じた永遠を夢幻に
だから僕は足が竦むよ
君が遠くなってゆく
君に恋い焦がれてゆく
そっと零したため息に
幸せ一つくぐり抜けて
嫌だ これは僕の歌
我が身へ永遠のレクイエム
本物だったはずの今日が偽物に霞んで
少しずつ開いた瞼に
君の姿はもうなくて
僕は一人ぼっちで夢を探し
いつかの君に心を寄せて
戻ってきてよと希うけど
君は笑顔で前を向くよ
変わるからこそ人生だと
螺鈿が描いた光の魚は
時間の中でいつしか消えて
聞いた物語は嘘だらけだと
君が遠くなってゆく
君に恋い焦がれている
そっと零した戯言に
幸せ一つを見落として
駄目だ これは僕のもの
我が身へ突き刺したレクイエム
La lalalalalala Lalalalala lalalalala(僕は言葉を失った)
Lalalalalalala lalala LaLaLalala(君への想いは本物のはずなのに)
Lalalalalala(僕の言葉を返して)
Lalalalalalalalala(君への愛を返して)
LaLaLaLaLaLaLaLaLa(僕の心を返して!)
そっと零れた泣き声に
幸せ一つを祈らせて
そうだ これが僕だから
我が心に響くレクイエム
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