歌

幻確（げんかく）
曲：なし
歌詞：とよめ

全てに区別がつかなくて
音だって本当にそこにあったから
あなたの温もりも本物だって信じてたの
だから悪いの、私が悪いの

私が描けば世界はそこにあって
ドアを開けたら寂しい渇愛なんて
さっさとさよならしたくてさ
でもさよならしたのはあなたの方
突然の別れは私に仕切りを与えた
本当は知っていたくせに


全てが一つだと思ってて
愛だって本物を知っていたから
あなたの冷たさは偽物故だと笑われて
そうなのよね？見えない私

私が願えば宇宙は優しく応えて
目を開けば灰色の現実なんて
とっととさよならしたくてさ
でもさよならしたのは私の方
したくない別れは私を絶望させた
本当は分かってたくせに


いつまでこんな子供じみた詩を奏でるの
いつまでこんな他人の言葉を繰り返すの
いつまで誰かの温もりに期待してるの
ごめんなさい、ごめんなさい
傷ついたあの日の私がずっと背中を刺してくる

太陽を失くした月なんてただの空のゴミ
力を無くした私なんて名前負けの化け物
笑われ者が裏では泣いてるだなんてよくある話
御涙頂戴の悲劇のヒロインにもなれなくて


私が紡げばすべてに色が乗って
口を開けば七色の魔法だなんて
ちゃんちゃらおかしくってさ
でも教えてくれたのはあの日の私
自分の音色を星が教えてくれた
元々そうだったくせに
もう知ってるくせに

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photoACさんの方からお借りしました。