不覚
普通であることにいつも怯えて
普通じゃないことに酔ってみるんだ
酔いがまわってくるくるり
明日が見えずほろほろり
宿命はいつかこっちを向いて
僕でいる事が嫌いになって
吐息が弱く嘆き出す
そうなったのは自分の所為でしょう
あぁ 涙がほろり
闇の中頰を濡らした塩水は誰にも拭われることもなく
流した僕もいつの日かこの涙を消し去るでしょう
傷は癒えない
傷は深く
普通じゃないことに目を背けて
普通である様に努力するんだ
息を切らしてくるくるり
明日は去ってほろほろり
運命はいつもそっぽを向いて
僕である事がしんどくなって
鼓動が強く嘲笑う
世界(これ)を作ったのは自分の癖に
あぁ 涙がほろり
闇の中床を濡らした塩水は誰にも気づかれることもなく
流した僕もいつの日かこの涙を忘れるのでしょう
傷を背負っただけ
傷は深く
不覚
体も震えてはらはらり
声が届かなくてくるしいな
声が届いたなら変われるかな
もしも明日が来ないとしても
きっと僕が迎えにいくから
どうせ僕は迎えに行くから
たとえ世界は黒くても
何故か僕は灰色で
なんだか息は苦しいけれど
やっぱり空は美しい
空に散りばめるヒカリきらり