『amazonのすごい人事戦略』毎年20%成長を続ける世界最強企業の秘密
今回は、『amazonのすごい人事戦略』をピックアップします。また、東洋経済新報社では、8/11まで Kindle50%ポイント還元キャンペーンを実施中。本日ご紹介する書籍も対象となりますので、この機会をお見逃しなく!
毎年20%成長を続ける世界最強企業、アマゾン。じつはアマゾンがここまで巨大企業になり、現在も伸び続けているのは、いっぷう変わった人事制度のおかげです。本書では、その人事の仕組みについて、わかりやすくご紹介します。
アマゾンの根幹をなす14箇条「OLP」とは?
人事というと、普通のビジネスパーソンにとっては、人事部(総務部)に所属しているわけでもなければ、あまり馴染みがない話かもしれません。しかし、アマゾンでは全社員が採用や育成の当事者なのです。
このアマゾンの人事制度の根幹は、OLP(Our Leadership Principles)と呼ばれる、14項目から構成されるリーダーシップ理念にあります。
OLPのような社員の行動理念は、日本の企業にもありますが、形骸化しているケースも少なくありません。一方で、アマゾンのすごい点は、OLPを採用から評価、教育など人事の仕組みに取り入れて、実践しているところです。
自分より優秀な人材を探せ
14箇条のOLPの一つに、「Hire and Develop the Best―ベストな人材を確保し育てる」があります。これは、「採用と、採用した人たちを成長させることに対しては、常にベストを求めなさい」という考え方です。
アマゾンの社員が知らないテクノロジーを知っていたり、大きなビジネスをオーナーシップを持って回してきた人のような、アマゾンのレベルを確実に上げる人を採用することがHire The Bestです。そのため、採用には膨大な時間と労力を割いています。
たとえば、アマゾンでは「STARに気をつけて面接してくださいね」と言われます。
STARに沿って深掘りをしていくことで、候補者が自分の頭で考えて行動し、結果を出したかどうか、同じことがアマゾンに入社してから再現できるかどうかを確認するのです。
世界最強企業の採用・育成・目標管理が1冊でわかる!
このほかにも、毎年20%成長を実現する「メトリックス文化(目標の設定方法と評価方法)」や、採用した人材の育成方法、将来の幹部候補生を育てるリーダー研修など、その仕組みができあがっていくところを内部で体験した著者が、経験談をもとにご紹介します。