セイロンへの想い(2020ボードゲームアドベントカレンダー 12/14)
この記事は
ボードゲームアドベントカレンダー2020の12/14の記事です。
ぐらさん、毎年この企画をたててくださってありがとうございます。
こんばんは!とよだえりです。ご無沙汰しております。
昨日はコヨさんのナイスなイラストゲーム紹介の記事でしたね!
私の今年のアドベントカレンダーの記事は大好きなゲーム、セイロンについて書きます。
セイロン(Ceylon)は発売される前から注目を集めていた2018年のタイトルです。
私は紅茶もコーヒーも大好きで、BGGの写真を一目で気に入って発売を心待ちにしていました。
海外輸入するか迷っていたところ、すごろくやさんで日本語のルールブック付きで発売されたのが2019年の8月でした。この時あっという間に売り切れたため購入を逃してしまい歯がゆい思いをしましたが、同年12月にも再度入荷がありようやく購入することが出来てとても喜んだのを覚えています。
2019年の自分のクリスマスプレゼントはセイロンと相成りました。
すごろくやさんの包み紙、かわいいですよね。むちゃくちゃ好きです。そして紙のいい匂いがします。
そんなわけで、ここからは私が愛してやまないこのセイロンというゲームの内容について書いていこうと思います。
セイロンとは
セイロン。かつての19世紀にはイギリスの植民地でした。現在は独立してスリランカ民主社会主義共和国になっています。
そのイギリス統治下でコーヒーに代わる飲み物として紅茶になる茶葉を育てるための農園がたくさん作られました。
セイロンティーという名前は登録商標なので、必ずこのセイロン島で作られた茶葉のようです。(※ここまでだいたいwikipediaの引用です)
このゲームではそのセイロンの紅茶事業を発展させるため、プレイヤーは紅茶栽培者となってあくせく働き、茶葉を生産しては様々な企業と契約して売り、名声を得ていきます。誰よりも茶葉を作り名声を得た人が勝者です。
初期配置とゲームの流れ
この画像はボードにまだ茶畑を作っていない状態です。地形には標高タイルが配置されています。茶畑を置く標高によって、収穫できる茶葉の種類が変わります。
ここから各自1つずつ茶畑と所有マーカーを配置して、15ルピーと茶箱の黒を1つ持った状態からスタートします。
(写真では応用ルールのスタートタイルも得た状態になっています。)
上の画像は初期の茶畑を置いてプレイヤー駒を配置したところ。
こちらは個人ボードです。左上に最終得点計算のサマリーがあり、右下の図では茶畑の置かれた高さによって採れる茶箱の種類がわかります。0段は黒、1段は緑、2段は白です。
とてもおおまかなゲームの流れとしては、
・プレイヤー駒を移動して→
・栽培アクション(茶畑を配置)をして→
・収穫アクション(茶箱を得る)をして→
・取引アクション
(契約タイルからお金を得るか得点を得る)
というのを繰り返します。
他に、
川で区切られた各エリアに対応した議員に永続的に手助けしてもらえるようになるアクション(議員との契約アクション)や
技術の発展をするアクションなどがあります。(自分のディスクを進めると技術タイルをもらえたり得点がもらえたり最終得点計算時の順位に影響を及ぼす場合もあったりします。)
アクションカードについて
各自、最初に3枚のアクションカードが配られます。
手番ではこのアクションカードを1枚プレイします。
プレイすると、上側(〇のマークあるほう)のアクションは自分が、下側(●●●のマークのあるほう)のアクションは他のプレイヤーが行うことができます。
また、それらは行わずに自他の共通アクションとして中央に記された「2ルピーを得る」か足のマークで表された「プレイヤー駒の移動」を選択することもできます。
このゲームのいいところは他の人の手番にもアクションができることです。そのため、待ち時間をあまり感じずにどんどんゲームが進行します!
また、自分の手番中に1度だけこの技術タイルを使用して追加アクションを行うことができます。このとき実行できるアクションはその手番でプレイしたカードに描かれていないアクションでもかまいません。
技術タイルは技術の発展アクションを行うと得られます。
アクションを終えたらアクションカードを山札から1枚補充して手番の終了です。
茶葉の収穫
このゲームの楽しいところ、茶葉の収穫について。
収穫アクションを選ぶと自分のプレイヤー駒のあるマス&隣接したマスにある茶畑から、茶葉を収穫して茶箱を得られます。
この時自分の茶畑だけではなく他の人の所有マーカーの乗った茶畑からも収穫ができます。
もしも他の人の茶畑から収穫したとき、その茶畑の所有者は1点を獲得します。なので、あえて他の人の茶畑から収穫しないことも可能です。
(上の画像だと黄色の人は黒3個、緑1個の茶箱を得ることができ、もしすべて獲得したなら水色の人は自分の茶畑の分の2点を獲得します)
企業との契約
茶箱がたまったら(茶箱は基本的に5個までしか個人ボードに保管できません)、
取引アクションの選択どきです。(写真の所持茶箱と色が合ってないことには目をつぶっていただけたら幸いです…)
取引アクションでは持っている茶箱を支払って契約タイルを得ます。
契約タイルには得点(葉っぱのマーク)or ルピー(金貨のマーク)が書いてあり、タイル取得時にどちらかを選択して得ます。
また、各タイルには契約会社を表す色と数字も描かれていて(タイルの茶箱を運ぶ貨車の色と右上左上の数字のことです)
裏面でも契約会社がわかるようになっており、タイルを得たら個人ボードの契約タイル置き場に裏向きで配置します。
このとき、契約タイル置き場に空きがなければ新しい色(会社)の契約タイルを置くことができません。上の画像のように、まだ茶畑所有マーカーが契約タイル置き場に残っている状態では新しい会社と契約できないのです。
そのためこの状態で取引したい時は同じ会社の契約タイルをすでに配置されている置き場に重ねていくことになります。既存の会社との取引なら可能です。
最終得点計算はどうなるのか
それでは大事な最終得点計算について。
先ほど個人ボードにあったサマリーを参照すると、
まず、上側の表に従って
・より多くルピーを所持している人
・技術トラックをより多く進めた人
(ディスクが重なっている場合は上にあるほど上位になる)
・各エリアごとに配置した茶畑の数がより多い人
(そのエリアの議員と契約していてなおかつ茶畑を1つでも配置している)
に追加得点が入ります。
また、下側の表では何種類の会社と契約したかによって得点します。
最後、不穏な-2の数字が見えますがこれは 個人ボードに残っている所有マーカーの数 × -2点になる ということです。やばい!ここにきてマイナスだと!茶畑は作ってなんぼなのです。
この要素のためもあって、最終的に地形の部分はほとんど茶畑で埋まることになります。
終わりに
セイロンについてつらつらと説明しましたが、ゲームの詳細は割愛している部分もあります、ご容赦ください。
わりとオーソドックスで分かりやすい農業ゲームになっていて、ルールがすんなり頭に入ってきやすいかと思います。その部分もセイロンの好きなところです。
どうでもいい話ですが、私の現在の好きな飲み物は(体調的な側面があって)紅茶からコーヒーへと変わりました。が、昔は紅茶専門店LUPICIAの通販で毎月諭吉さんを投げていました。あの頃が懐かしい…。
茶葉、多種多様にあってすごく面白いですよね。茶園ごとに全然味も香りも違う!
ダージリンも好きなので今年はアルバリも買いました(急にボードゲームの話へ戻る)。アルバリでは耳慣れた茶園も登場したりして心がときめきます。ボードゲームとそれ以外の趣味が繋がる時には、また違った喜びがありますね。
話が横道に逸れましたが、セイロンです。
すごろくやさんで飛ぶように売れたセイロンだけあって所有している人もそこそこいらっしゃるかと思いますので、ぜひ遊んでみてください。茶畑作って収穫するの、楽しいですよ!
私のお知り合いの方もいつでも声かけてください、セイロン遊びましょう!
パッケージアートの装飾にも汚しがあったりとても繊細で完璧です。ご家庭の棚が華やぎます。すごろくやさんからまた再販されますように!
それでは、明日のまるぃもさんの記事を楽しみにしています。
MerryXmas!&Happy New Year!
みなさま、穏やかな良き年末年始をお過ごしください。
かしこ。
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