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傲慢な女はモテない
つまり、私のこと。
私は、面白い人がタイプ。
背が高くて、ガタイがいいマッチョだとなおよし。
散々合コンをしてきたが、フリーのまま気づけばアラサーになった。
最近は、アプリに勤しむが、なかなか良い出会いはない。
なぜ私はいつまでも彼氏ができないか、と考えた時、ひとつの答えに行き着いた。
私が傲慢さを極めているから。
そんな私がアプリで2回だけ「この人と付き合いたい」と思ったが、例による傲慢さでしっかり逃した原因を記しておく。
振り返ると、あの言葉で彼らは引いたのだろうと察するセリフを吐いていたと思う。
それぞれの彼に放ってしまった後悔の言葉を紹介させてください。
①「なんでうちらこじらせてるんだろうねえ。モテないわけじゃないのに」
ぎゃーーーーー!
思い出しただけでも恥さらし。
謙虚さのカケラもねえな?
彼は、180センチの細マッチョで、IT系上場企業に勤めている。
アプリを半年続けていると言っていたけど、なぜ彼に彼女がいないのか不思議で仕方なくて、ついでに私も合コンやアプリでまだちやほやされていた(タイプではない人に)頃で、不意に口をついてしまったのだと思う。
彼は、私の言葉に対して、
「モテてたらアプリなんてやんねえよ」
「タイプじゃない人に好かれることを俺はモテるとは言わない」
と笑いながら言われた。
その瞬間、ああ終わった。と思った。
そして、実際、連絡が来なくなった。
せっかく3回目のごはんデートだったのに。
でも、彼はどう見てもイケメンすぎて、このままいくと美女と野獣の逆パターンになるところだったから、まあしょうがない。
分相応でいくと、明らかに私が背伸びをしすぎてていつかボロが出るところだった。
まあ、そのいつかは、待つ必要もなくすぐにやってきて、早々に私の化けの皮が剥がされた。
口は災いのもとである。
さようなら、私の王子。
②「マッチングアプリ最後まで続けでみた方がいいけど、私よりいい女はきっといないよ」
爆死
え?どうした?私?急にドラマの気の強いヒロイン気取りか?
これは、身長178センチ、元サッカー部、がたいがよくてバカ面白い、顔はそんなイケメンじゃないけど愛嬌ありまくりという「THE 私のタイプ」の彼と2回目の食事をしてバイバイする時に何を思ってか私がほざいたセリフ。
ちなみに、この時すでに私は彼と付き合えると思ってアプリをやめていた。
彼は、半年分課金してて、残り4ヶ月あるから退会するのはもったいないという話をしていた気がする。
そこで、私の高飛車セリフね(笑)
こわいねええええ
私の分際でよく言えたねええええ
彼は、いわゆるクラスの人気者タイプだったけど、モテるタイプではなさそうだった。
男友達が多いタイプ。女っ気がまるでなかった。
付き合ったら絶対浮気しなさそう。
だからこそ、その、なんだか絶妙に垢抜けていないダサさが、私に分相応と思わせた。
ところが私ときたら、そんな彼を前に急に調子に乗ってしまった。
そして、彼からはこの日以降連絡が来なくなった。
あーあ。
彼こそ私にちょうどよかったのにね。
一緒に成長しよう!って思える温度感だったのにねえ。
こうして、通称、分相応男も逃した。
謙虚に生きたいと思えば思うほど、
傲慢な部分がひょっこり顔を出す。
丁寧に。
相手を尊敬して。
自分が足りていないことを認めて。
自分を良く見せようとしない、飾りすぎない。
ちょうどいい人に会えると信じて。