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娘に本を買うということ

とっても久しぶりのnote投稿です。
あまりに久しぶりすぎて操作がわからず、アカウントを削除してしまいそうになって焦った! 下書きとか色々消えてしまった……。

買った絵本、読んだ絵本についてはときどきInstagramに上げていたのだけれど、娘も年中さんになり、「保育園で読んで、面白かったから」とか「表紙が好きだから」とかで書籍をリクエストすることが増えてきたので、備忘録としてまとめておこうと思い立ちました。
夫がどう考えているのかはわからないが、わたし自身は、本(絵本だけではなく、まだ読むのが難しいであろう大人用の本・雑誌・漫画であっても)であれば、「ほしい」とリクエストされたものはすべて購入することにしている。ただし、ほしい理由は必ず聞く(単純に知りたいだけ、だけど)。

わたしが子どもの頃は、買ってもらえる本と買ってもらえない本があった。我が家はわりと厳格だったし、物心つくかつかないかの頃から活字中毒だったわたしがほしがる本をすべて買うわけにはいかなかったからであろう。
幼い頃、漫画はお正月にしか買ってもらえなかったし(途中で方針が変わった気もするが)、いわゆる児童文学でも、岩波少年少女文学全集は買ってもらえたけれど、ちょっとおちゃらけた感じの本はNGだった。
『かいけつゾロリ』を買ってもらえなかったことを今でも覚えている。
コバルト文庫もダメだった。
禁止された本というのはやっぱりそれだけ魅力的に思えるもので、このあたりは図書館で借りたり友だちから借りたりして熱心に読んだ。
自分のおこづかいで買う分には問題なかったので、おこづかいを貯めて買うこともあった。
とはいえ、両親のお墨付きだった本はつまらなかったかといえばまったくそんなことはない。
最初から最後まで暗記してしまうほど繰り返し読んだ『エルマーのぼうけん』、主人公と一緒に泣いて笑った『山賊のむすめローニャ』、息をするのも忘れて読み耽った『時計坂の家』など忘れ難いものが多く、両親が厳選して買ってくれた本たちこそが、今のわたしを作ったと思っている。

娘は、わたしとは全然違う時代を生きている。わたしの幼少期とは比べものにならないほどエンターテインメントがあふれている。相対的に本に触れる機会が少なくなるなら、少しでも興味を持つ作品があれば、すべて手に取ってみてほしいと思う。
そんな彼女は、本棚に並ぶわたしの「絵本」(娘にとってはまだすべての「本」=「絵本」なのだ)にも興味津々で、先日は佐々木マキの『ゆめみるナッティ・ナンバーズ』を「これかわいいから、◯◯ちゃんの棚に置くね」と言って、自分の絵本棚に持っていってしまった。

2人で手をつないで、本屋さんを訪れるのは楽しい。いつまでもこうしていたいなあと思う。


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