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7月10日(水)に買った本

今日は愛犬の一周忌。なんて早い。
◯◯がいない初めての◯月◯日、なんて指折り数えていた365日が終わってしまう。
本当は、愛犬のことを考えながらひとりきり、一日家で過ごしたいと考えていた。
でも娘が今大流行中の手足口病にかかり、今週いっぱい保育園をお休みすることになってしまった。
なんとなく、いつもわたしのことを心配してくれていて、「お母さんみたい」と感じていた愛犬からの「ひとりきりにならないように」というメッセージかも、などと思う。そんなわけないか……。

週半ばともなると、手足口病の症状はすっかり落ち着き、保育園通園もOKとのこと。
保育園が好きではない娘は当然お休みするというので、2人で朝のうちにお供えのお花を買いに行く。ついでに本屋さんに寄る。
「かわいい」よりも「かっこいい」よりも「不気味」が好きな彼女は、本屋さんが妖怪絵本特集をしているのを見て喜んでいた。
『学校ななふしぎ』の絵がいたく気に入り、きゃっきゃ言いながら眺める。

が、その後ドラえもんの『生物の源・海の不思議』を見つけて、どうしてもほしいというのでこちらを買う。

巻頭のカラーグラフ(水深別に海の生き物が紹介されている)をずっと眺めている。
今回、ほしい理由は聞かなかった。聞かなくてもわかる。赤ちゃんの頃から海の生き物が大好きなのだ。
わたしが仕事をしている間に取り組めるように、工作ワークも買う。

ママはといえば、『初夏ものがたり』を買いました。1年前に看取った愛犬に会いたいなあ、という気持ちが募って。

アリス・マンローが亡くなり、『Who Do You Think You Are?』を読み返しているところだったのだが、三女による衝撃的な告発が『Toronto Star』に掲載され、ショックを受けている。
マンローの作品がずっと好きで、心の拠り所になっていただけに、言葉がない。
言葉はないのだが、マンローの作品が好きだと公言し、小道具にマンローの小説を使った挙句、三部作を『ジュリエッタ』(2016)として映画化したペドロ・アルモドバル監督はどう感じているだろうかとも、作家が作品に込めた苦悩を敏感に感じ取っていたのだなあとも思う。
そういえば『ボルベール〈帰郷〉』(2006)はまさに今回の事件のような作品だった。

アンドレアさんの今後の日々の平安と幸せを、心の底から願っている。

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