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S.A.C.のユニフォームの制作をしていただいているのは、僕のスキーの先輩である井上さんです。

実は作っているの愛知県内ではなく、僕の地元兵庫県の田舎、但馬地方なんです。
びっくりするくらい田舎🤣

今回は井上先輩の小学五年生のご長男さんとの電話でのやり取りをお伝えします💻


スポーツでの出会い

まず井上先輩との関係からお話します。
先輩は僕よりもスキー歴は長く、いわゆる山の子。地元のスキー場はすぐそこでジュニアの頃からガンガン滑っていて、全国もその頃から出ていました。

出会いは、スキーの準指導員検定会。
その時はお互い仲の良いグループが別々だったので、検定会は同じでも接点が全くありませんでした。

その後、全日本スキー技術選出場の際にまた同じになり、いろんな話をする時間が増えて意気投合しました。出会ったのはまだ僕が結婚する前の話です😅

なんでも話し合える、かけがえない先輩です。

じーくん

さてさて本題。
ぜひともここで紹介したい、話してみたいと思ったのはみなさんへ知っておいてもらいたい「存在」と考えたからです。

超一流のプロでなくても、小学生でもそうした事が考えらる、できるということを伝えたいからです。

井上先輩のご長男、本名はここでは伏せさせてもらい、じーくんと呼ばせてもらいます。

じーくんは、この1月にサッカーをあまり知らない人でも絶対耳にしたことのあるサッカークラブチーのJr.チーム(下部組織)の練習会に参加するため、本拠地があるスペインまで行ってきました。そこまでの道のりはなかなかで・・・書ききれません。

僕の仕事柄を辿って、井上先輩からじーくんのことや今所属しているクラブチームについて、育成やトレーニングなどについての相談を幾度かいただいていました。トレーニングメニューや続けてやるべきことなどもお伝えしました。

現役の頃の井上先輩にはとっっっっってもお世話になりましたし、今S.A.C.での活動を活かしてもらえるんじゃないかとお話をたくさんさせてもらいました。

じーくんと僕は会って話したことは数回。そのうちの初めての時はまだ彼は保育園じゃなかったかな?!

そんな子がスペインまで行き、世界を肌で感じてきました。


親にも言ったことのないこと

僕とじーくんとは直接的な関係性はそこまで強くないけど、帰国後じーくんとは話をしたいなとずっと思っていました。それが約一週間前に叶い、実際にどんなことを語ってくれたかシェアしていきます。
細かな練習メニューや活動はあえて聞きませんでした。僕でも想像できるし、組めるので(笑)

以下の会話は録音のほぼそのままテキストに起こしました。受け答えにも注目。

 

吉谷(以下84):「こんばんは〜」(電話開始は、練習後の夕刻だったため)
 じーくん(以下じ):「こんばんは。」
 84:「今日はほとんど知らない僕と話をしてくれる機会をくれてありがとね。じーくんは  スペインですごい体験をしてきているから、是非ともそれを聞きたいなと思って。何個か質問に答えてくれるかな?」
 じ:「わかりました。」

 84:「じゃ〜ズバリ今すぐ言える、夢や目標はありますか?」
 じ:「はいあります。サッカーでプロになることです。プロになって、日本代表に入ってプレーしたいです。バルサにも入って、僕がアシストをたくさんしてチームが勝てるようなプレーヤーになることです。」


 この後、具体的なお手本にしているプレーヤーを挙げてもらって、さらに細かくどんなプレーを展開したいかを聞きました。すげーーー。


 

84:「この夢や目標を持ったきっかけってわかるかな?」
 じ:「はい、はっきりと覚えてるのは一年生の時にロシアW杯を見て、カッコいい、ここでプレーしてみたいと思ったからです。」
 84:「じーくんみたいに、日本代表になりたい、サッカー選手になるんだっていう子はたくさんいるんだけ、ここまではっきりハキハキと答えてくれる子なんて10%いるかいないかだよ。本当に話が聞けてありがたいです。どの子も、必ず途中で投げ出したり、他のことに興味を持っちゃったりして離れて行くんだけど、じーくんはなんでここまで想えるのかな?やる気、モチベーションは何かな?」
 じ:「そうですね、いろんな人と一緒にプレーしたいんです。」
 84:「もう少し詳しく話せる?」
 じ:「自分が知らない人と一緒プレーして、自分のアシストとかでその人たちを活躍させようとすることで、自分が活躍したいって気持ちがずっと持ってます。」
 84:「なるほど。裏方のような動きだけでなく、自分がいることでチームがうまく動けて勝てるような感じかな?」
 じ:「そうなると思います。」

この後については、ながーくなるしちょっと個人的な思いも入ってくるので、抜粋で紹介します⭐️

・スペインで学んだこと
 >オフザボールの動き
 >中盤でのプレー
 >チャンスメイク

 >レベル(意識)が高い子は、全員が全員やることをあたり前にやっている。

  Exp:日々のトレーニング
    ストレッチ・体幹・体作り・サッカー日誌・食事・睡眠・勉強・読書
  →じーくんも当たり前だと思っていたので、それを確認できた。

 ※上記全部じーくんが言った通りに箇条書きにしてあります。

すぐ行動する

その他は、

今の悩み(三つだけ挙げてねと注文)
トレーニングについて
同部屋になったこの子の話
お父さんの存在

そして、一番近い夢について答えてくれました。

 緊張もあったのか、淡々としていましたが、はっきり詰まる事なく答えてくれました。
小一時間話をさせてもらって、意志の強さに驚き、この心構えならスペインまで行ってプレーしたいと思う、そしてそれが叶うのは当然だなと納得しました。

 その後先輩に電話口を代わってもらって簡単に会話の内容を伝えました。実は他の選手などもトレーニングやコーチングを行う際に、あまり詳しく保護者や関係者に明かさないようにしています。それは選手との信頼関係構築に関わるからです。どうしてもと言われれば保護者にもちろん伝えますが、子どもであれ、人には言いづらいこともあります。良い事でも悪い事でもその一因が保護者である事もあるからです。じーくんは両親に感謝していました。

人それぞれやり方があるので、僕はこんな感じで選手や育てている子たちに接しています。

 先輩から、「よう小学生と一時間近く話せるな(笑)さすがやな。」と言われました。親でもなかなか長時間話をするのは難しですもんね。
たくさん語ってくれて、本当にありがたかったぁ〜!!

先輩:「しかし、今部屋に帰ってすぐにノートを書いてるわ。よほどええこと言ってくれたんか?」

 これに僕は、じーくんの意志の強さのおかげやから、僕は大したこと言ってないでと伝えました。

 4月からは小学生最終学年となるじーくん。進路のことも徐々に話が出てきているみたいです。どこまでじーくんの夢を叶えることができるか楽しみです。
じーくんとの話について、詳しく聞きたい方はまたお声掛けください。

 スポーツに限らず、どの分野でも一生懸命活動されている子どもさんのお話を聞いてみたいなぁと思いました。このnoteを読んでくださっている方で、お知り合いにおられたらぜひ伺いたいです💕

今回結構なボリュームとなりました!
読んでくださってありがとうございます。


スポーツに、できること。
S.A.C.ちびっ子教室
吉谷 康志


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