「やまこ」放牧開始!黒毛和牛を“せり、育て、いただく”。見届ける畜産×食育プロジェクト「KYUKON WAGYU プロジェクト」で遊牧場を設置。
はじめに
2022年9月、仔牛の生育から流通に至るまで、20ヶ月にわたる一連のプロセスを消費者と共有することで、次世代の畜産流通と収益モデルの実現を目指した「見届ける畜産 × 食育プロジェクト」“KYUKON WAGYU“を立ち上げました。2023年2月9日には競りが行われ、仔牛を迎えました。
〈競りの様子↓〉
https://www.youtube.com/watch?v=d925Wi0Efgc
コミュニティ内で命名をして、「やまこ」と名付けられ、順調に肥育されています。
〈前回までのお話↓〉
■この度、放牧場が完成。いよいよ放牧を開始しました。
若いうちに適度な運動をすることで、丈夫な骨格となり、肉つきにも良い影響を及ぼす可能性があると、牧場主の山瀬欣也氏は仰りました。
■生産者を体感し、感じとる。
3日間牧場に通い、遊牧場の完成を見届けました。東京に戻ってきた直後に、鼻の奥には、畑の草、飼料のビールかすの酸味、土、草を燻す、堆肥、そして動物達の匂いが残ったままで、都会の生活は無機質な無味無臭だと感じました。生産者はそういった多種多様な臭覚嗅覚の中で、営まれていると実感しました。
■熊本菊池の生産者さんとの会食。
9月30日にXスペースで対談しました、走る豚の武藤さん、自然派きくち村の渡辺さん、山瀬牧場の山瀬欣也さん、山瀬健策さんとも改めて会食をしてきました。
〈きゅうこん和牛プロジェクト×走る豚×自然派きくち村×國光DAOリーダー〉
話題になるのは生産者の持続可能性です。後継者問題、ビジネス環境、環境問題、流通方法、少子化等々と足元の課題、未来についての話になります。
今後10年間で団塊の世代も減少し、団塊Jr.も高齢者になります。地方は急激に人口減少にむかいます。また、オートメーション化は設備投資を要します。
小規模生産者が大規模生産者に全て集約されるというのは、今まで産業全体の経緯の中では強引な結論であると思います。大手、中小、それぞれに営みがあり役割もあるはずです。
山瀬牧場も家族経営です。みんなで力をあわせて営みます。毎日毎日、餌をやり、掃除をして、出荷をします。
当たり前に日々食しているお肉の背景には、そういった生産者のストーリーを感じてもらいたいのが、KYUKON WAGYUプロジェクトの真の目的です。関心をもってもらうことが最初のステップだと思っております。
■ガストロノミーツーリズムで菊池を知る。
今回「ガストロノミーツーリズム」として伺ったのは、以下の5件です。
すべて肉師Ⓡ山瀬さんのお知り合いです。
①紅葉堂 山瀬さんの剣道部先輩
②もっこす 山瀬さんの縁戚
③コッコファーム 山瀬さんの同級生
④コントルノキャンプ 山瀬さんの剣道部の先輩
⑤イルフォルノドーロ 山瀬さんの剣道部の後輩
■山瀬牧場のお肉の仕入れがついに、「焼肉きゅうこん」で始まります。
以前より肉屋に競りをお願いしておりましたが、この度無理を言って競り落としてもらいました。
そこで、
「山瀬肉祭り」を行います。
12月12日(火)に、肉師®山瀬健策氏に、「焼肉きゅうこん」に来ていただきます。
山瀬肉祭りコース、飲み放題コースを10,000円(税込)
御予約はこちらになります。
19:00開始(予定)
山瀬牧場で肥育した黒毛和牛の「和王」、やまあい村、武藤さんの「走る豚」、山瀬さんが育てた「菊池米」。素材の味が活き、熊本県菊池市を堪能しご満足いただけるように致します。
是非、肉師山瀬健策氏と故郷の話をして、皆様それぞれの故郷を思い出してもらいたいです。
また、トークン保有者に山瀬牧場で肥育した黒毛和牛の、
●肉塊(ローストビーフの作り方動画付き)
●ローストビーフ
を特別価格(限定)も、初回トークン1周年記念の11月29日から行います。(イイニクノヒ)
こちらは改めてご案内をさせて頂きます。
是非、KYUKON WAGYUプロジェクトもあわせてよろしくお願いします。