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脳瘤ができた我が子に、私が決断したこと(1/2)


長男が1歳を過ぎた頃、卒乳をきっかけに私の生理が再開しました。「そろそろ2人目が欲しいな」と思い、すぐに妊活をスタート。すると驚くほど早く、妊娠が発覚したのです。

生理再開1回目での自然妊娠。
まさかこんなに早く授かれるとは思っていなかったので、夫も私もびっくりしました。喜びながら、「これで2歳差だね。長男と仲良しの兄弟になるといいね」と話し合い、未来への期待に胸を膨らませていました。

妊婦健診での異変

妊婦健診では、「少し小さめですが順調ですね」と言われていました。長男の時は「頭が大きい」と何度も言われ、不安で検索魔になっていた記憶があります。しかし、結局普通分娩で問題なく生まれ、頭の大きさも平均的だったので、今回は「小さめ」と言われても気にしていませんでした。

ところが、妊娠18 週ごろ、いつものように検診に行き、エコーされながら終わったらお昼ご飯何食べようかと考えていると医師が急に深刻な顔をしました。

「ママ、赤ちゃんの脳にコブがあるね。大学病院に紹介状出すから調べてもらって。」

私は耳を疑いました。

「こぶ………???」

医師から何かしら説明は受けたのかもしれませんがその時はもう頭が真っ白で「どうしてうちの子が?え?これ夢かな?何かの間違いだよね?」という気持ちでいっぱいでした。検診後、紹介状をもらい病院から出てすぐ夫に電話しましたが号泣しすぎて何を言ったかは覚えていません。

その後、大学病院での精密検査を受けた結果、脳瘤が確定。脳瘤とは、脳の一部が頭蓋骨から外に突出してしまう状態のこと。うちの子の場合は小脳の部分が外に出てこぶみたいになってしまっているとのことでした。
葉酸欠乏が原因の一つであるという病状説明を受けました。
そして、医師からは、「命には何の別条もないです。生まれてすぐに手術してもらうことにはなると思います。」と言われました。

失意のどん底の日々

夫と何度も話し合いました。「この子をどう迎えるか」という問いは、親として一生忘れられない重い問いでした。

私は、この子を育てる覚悟があるのか自問しました。長男を抱きしめながら、「きっとこの子も、長男と同じように愛せる」と信じたい気持ちと、「もし治療がうまくいかなかったら……」という不安が交錯する毎日。

周囲にも相談しましたが、「選択はあなたたち次第」と言われるばかりで、答えは見つかりませんでした。

さらに、原因として葉酸欠乏。
長男妊娠中は何となくSNSで必要なのかなと思い飲んでいた葉酸。長男が生まれてからは飲んでおらず、さらにかなり授乳量も多かったため髪もパサパサでしたし、たくさん栄養を母乳に取られていた気はしていました。なんでサプリメント飲み続けていなかったんだろう。私のせいじゃん。
もう自分のせいでしかないことにお腹の子にも夫にも申し訳なさでいっぱいでした。


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