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『Warlander』キャラクター仕様大公開!

こんにちは、トイロジックでキャラリーダーを務めておりますはしもとです。本記事では、みなさん気になるであろう『Warlander』のキャラクターの仕様を大公開してしまおうと思います!


Warlanderとは?

『Warlander』とは、トイロジックで制作された基本プレイ無料の攻城戦アクションゲームです。戦士/僧侶/魔法使いのロールに分かれて、それぞれの城を守るために戦います。その中でユーザーは、様々なパーツをカスタマイズしておしゃれを楽しむことができます。

キャラクターのカスタマイズ

キャラクターのカスタマイズについてご説明します。『Warlander』では、下記部位のカスタマイズが可能です。

  • ベース衣装

  • 追加パーツ6部位(ベース装備によって付けられる追加パーツが変わります)

  • 武器

  • サーヴァント

  • ペイント/エンブレム(1キャラにつき1枚づつセットできます)

  • 各カラー

キャラクターの仕様大公開

ではここで皆さまお待ちかねの、キャラクター仕様を大公開します! 『Warlander』のキャラクターはこのような仕様で作成されています。

ポリゴン数

  • ベース衣装
     → ~20000ポリゴン

  • 追加パーツ6部位(ベース装備によって付けられる追加パーツが変わります)
     → 全て合わせ ~30000ポリゴン


  •  → ~4000ポリゴン


  •  → ~5000ポリゴン

  • 武器/盾/サーヴァント
     → ~4000ポリゴン (全パーツ装備した場合、1キャラ最大67000ポリゴン、100体で6700000ポリゴン)

マテリアル数

  • 基本的に各アセット1マテリアル

  • 全パーツ装備した場合、1キャラ11マテリアル~。100体で1100マテリアル。

テクスチャサイズ

  • ベース衣装
     → ~2048*2048

  • 追加パーツ6部位(ベース装備によって付けられる追加パーツが変わります)
     ・2部位 ~1024*1024
     ・4部位 ~512*1024

  • 顔/髪/盾
     → ~1024*1024

  • 武器/サーヴァント
     → ~512*1024

  • ペイント/エンブレム
     → 512*512

  • 全パーツ装備した場合、1キャラ2048が2枚と、1024が2枚程度
    (ベースカラーとノーマルマップ以外は1/4解像度となっています)

テクスチャ構成

  • ベースカラーマップ(RGB)

  • ノーマルマップ(RGB)

  • オクルージョン/ラフネス/メタリックマップ(RGB)

  • マテリアルカラーマップ(RGB)(素材ごとのカラバリ部位を指定するマップ)

  • ペイント/エンブレムマップ(RG)(ペイント/エンブレムの部位とかすれ具合を指定するマップ)

頂点カラー

  • 部分的に表示を消すフェースを指定する頂点カラー(α)
     →α0.05刻みで最大21箇所

LODの話

  • 1パーツにつき、最大3個のLODを作成しています
    (こぼれ話ですが、LOD作成ツールはHoudiniで自社制作しています!)

100体のキャラクターを出すために

PS5世代としてはかなり抑えた仕様ではありますが、それもこれも1ゲームに100体出せるように、ということを考えたうえでのものとなっています。抑えめの仕様ではありますが、それでも100体が出せているのは、やはり自社エンジンでの最適化の効果が大きいです。トイロジックの技術力のたまものですね!

最後に

本日は『Warlander』のキャラクター仕様を大公開してみました。これを読んでくださっている皆様に楽しんで頂けたのであれば幸いです。この記事を読んで、『Warlander』楽しそう、トイロジックで一緒に働いてみたい!と思われた方は、ぜひ弊社採用ページからご応募をお願いします。

※本記事はトイロジックのゲーム開発技術ブログ「トイログ」からの転載です。他にも記事を読みたい方はぜひトイログをチェックしてみてください!


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