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ーーBlack Lives Matterーーカルチャーにおける差別

Black Lives Matter 日本語訳で
黒人の命も大切だ である。
ー目次ー
1.差別による実体験
2.カルチャーと差別
3.まとめ

この騒動が話題になった時、僕はとても悲しかった。一人のブラックカルチャーが好きな人間として、とても。
差別はよくない。今、誰しもがそう思っているであろう。

1.差別による実体験
中学生の時、SNSで繋がった友人の元へアメリカに行った。海外旅行は3度目、アメリカ自体へは2度目の渡航で、気をつければいいこと、場所は完全に把握した状態だった。タイムズスクエアで待ち合わせをし、白人の友人と合流し目的地へ歩いて向かう途中、

Fu〇〇'in J〇P!!

と怒号が飛び交った。4人組のグループに言われたらしいが、僕は、まぁ海外なんてこんなもんだろと思い、目的地へと急いだ。しかし、友人は激怒。拙い英語理解力ながらも聞き取れたのは、"僕の友人になんてことを言うんだ!!!"という友人の心優しい声だった。
そして僕が見たのは、4人のうちの1人が、僕と同じアジア人だった。とても悲しかった。

悲しむところはそこじゃない。差別自体に悲しむべきだと思ったけど、同郷の人に方言を馬鹿にされた感じ。の、もっと広義なバージョンでその感情が生まれた。

これが僕の最初で最後の差別体験だ。

2.カルチャーと差別

カルチャーにおける差別風な用語は沢山ある。例えば、ブラックミュージック。恐らく、正しい使い方なのか否か迷ってる人もいるだろう。

僕的にも微妙な所である。ジャンルとしての、リスペクトの籠ったブラックミュージックであるという意見も分かるし、不当じゃないにしろ人に対してブラックという言葉を使ってること自体が差別であると言う意見もわかる。
1番の難しい問題は、他の差別と違って、見聞きしても全ての人が差別だと感じる意識が薄い点である。Hiphopやreggae、Jazz等は、そう呼ばれることが当たり前だったからだ。

日本人は差別的発言に対して疎い。されてる事に気づかない。が故にしている事にも気づかない。外人だって、一歩間違えたら差別用語である。

漫画やアニメにおける差別は、肌の色や目の形、髪型が論点に挙がるだろう。黒や白、黄色だから悪役だっていうこともないし、目が細いからアジア人だと、パーマだから黒人だと決めつけることはないかもしれないが、BLMの運動が行われた今、より一層注意する必要がある。

ファッションにおける差別は、2019年のGUCCIのセーターなど、黒人を揶揄するようなアイテムが発表されたことがここ最近では有名である。
時代が経つにつれて、我々消費者のファッションはよりシンプルになっていってるように感じるが、ハイブランドはそうでないようだ。のように独特なファッションをしなければ気が済まないらしい。
そして、ファッションショーに出るようなアジア人は、イメージする東洋風の顔立ちの人が多いように感じる。ひと目でアジア人だと分かるからという理由ならそれは激怒ものである。真相は藪の中だが…

3.まとめ

本来はBLMの運動以前に正し、呼び名等を確立するべきだったのかもしれないカルチャーにおける差別用語や準差別用語、差別風用語、差別用語になりうるもの。これからはより一層気をつけなければならない。
ブラックミュージック論争における結論は、
僕は好きなジャンルを説明する時にだけ使っている。
だ。
差別と区別。ざっくりとしたジャンル分けは必要に感じる。
正解が分からないのでそうするが、しっかりとした答えが導き出された時、言い方を改める。

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