高岡市長選挙 印象操作しようとする人々 中編
引き続き大荒れの高岡市長選について取り上げたい。
前回の記事では、主に角田陣営の市議が行っている印象操作について取り上げた。
あわせてウェッブ上で繰り広げられる、米谷氏への度を越したネガティブキャンペーンが、「圧力」や「恫喝」といった、この市議の執筆記事と共通する語彙やストーリーを元にしていることを指摘した。
もちろん、角田陣営が米谷氏への悪質なデマ拡散を指揮していると断言するつもりはない。明らかなのは、角田支持あるいはアンチ米谷のツイッターアカウントなどが、利権対改革、悪対善といった、わかりやすい物語を信じて疑わずに名誉毀損を行なっているということ。そして「恫喝」に負けないなどと主張している件の市議のブログには、そうした犯罪紛いの弾圧があったいう証拠もなく、また些細に読むと、自分たちが「恫喝」とやらを受けた、とも断言しておらず、また対立陣営の候補者が比較を嫌うようだ、などとも仄かしているだけで、言い逃れをいくらでもできるような書き振りをしているということである。信者たちを煽れるだけ煽って、その責任はとらない。過激な信者たちが告訴された暁には、この市議は知らぬ存ぜぬでかわす気なのだろうか。
だとすれば、本気で米谷氏を悪と信じ、ネガティブキャンペーンに執心してきた信者らが哀れである。
今回の市長選では、前回も述べたように印象操作が多くなされている。
どれも、確たる証拠を提示するものはない。悪印象をつけることを目的としているもので、反論もしにくい、際どいところを狙っている。
この角田支持の人物は、表立っては米谷支持だが内心では他の陣営支持の企業が数多くある、などいう根拠不明の情報や、あたかも米谷支持の議員が陣営から離れていっているかのような誤った情報を広めようとしている。
米谷支援者を疑心暗鬼にさせようという戦術か。
議員らに関して言えば、そもそもツイッター以外に後援会のホームページやフェースブックなどを主な活動の場としている議員も数多い。ここで槍玉に挙げられている市議もツイッターに本腰をいれて運営している形跡はない。
ポスターに関する珍説も訳がわからない。橘衆議院議員の圧力とやらいう、またもや陰謀論が出てきたが、外と中で違うポスターを貼るなどいうようなバカらしいことをする企業があろうか?そんな滑稽な光景があるとすれば、たちまち社の内外で評判になり代議士の耳に届くだろう。これは真剣に米谷氏を支援している企業が圧力に屈しているかのような間違った印象を与えることにもつながり、かなり狡猾である。
まさに、悪意ある印象操作だ。
そもそも、この人物が市議や県議らの更新がないから裏切りが進んでいる、などと述べている時期は、県議会や市議会が開会されている多忙な期間ではないか。
市議会の開かれている時期なども知らずに訳知り顔で嘘を撒き散らすこの人物は、果たして本当に高岡市民か?
また、前回の記事で批判した「高岡さん」なるアカウントも、議員の裏切りに言及している。この人物が、中立を装いながら米谷氏への名誉毀損ツイートをリツイートしたり、悪意あるツイートを行なっていたことは以前に述べた。この人物がどの陣営を支持しているのかまでは断言できないが、市議会議員らがはじめについていた陣営を裏切る、などという発想はなかなか思いつかないものだ。各市議の後援会関係者や地盤の住民らの意向を聞きもせずに、コロコロ裏切れるほど議員は身軽な存在ではなかろう。政治への無知か、あるいはやはり米谷陣営への風評を生み出すための仕組まれた行動と思われる。
面白いことに、槍玉に挙げられた米谷支援の議員が以下のようなツイートを投稿した。
奇縁ともいうべきか。
いずれにせよ、角田支持の悪質な名誉毀損アカウントの主張は、この米谷陣営の市議の手によって粉砕されてしまった。裏切り者などどこにもいないのだ。
後編へ続く