アウトドアの宝庫・富山ならではの”特別体験”を日常で楽しもう!
こんにちは!富山県出身、5年前に関西からUターン移住をしたライターのchiharuです。
アウトドアが大好きで、休日はよく小学生の息子と一緒に、富山県内のさまざまなアウトドアを楽しみながら過ごしています。
今回は、「Uターン移住者」「子育てママ」という視点をもつ私から見た、富山で楽しめる「アウトドア」の魅力についてお話したいと思います。
富山はアウトドアの宝庫!?自然と共存する暮らし
みなさんは、富山と言えばどんなイメージをお持ちですか?
「自然がたくさん」「田舎暮らし」「空気が美味しそう」など、豊かな自然がある地域だと思っている方が多いと思います。
ずばり、その通り!海、山、川などの自然に囲まれている富山は、日常の暮らしのすぐそばに自然が溢れています。
また、富山の夏は暑く、冬には雪が降るので、日本の四季を楽しめる魅力もあります。
そんな富山には、「自然」や「四季」を楽しめるアウトドアが多くあります。
今回は、その中でも富山の夏にぜひ体感してほしいおすすめのアウトドアをご紹介します。
気分は海賊王!ヒスイ海岸でトレジャーハンティング
誰もが一度は憧れたことのある「宝探し(トレジャーハンティング)」。そんなワクワクするような体験を味わえるアウトドアスポットが、富山県朝日町にある「ヒスイ海岸」です。
ヒスイ海岸は、東西約4kmに渡って広がる砂利浜と、エメラルドグリーンの海が美しい自然海岸。「にほんの渚百選」にも選ばれた、富山県を代表するスポットです。
ヒスイ海岸という名前の由来ともなっている「ヒスイ」とは、東洋や中南米で古くから人気のある宝石の一つ。緑や紫、青緑、白などの色があり、切って磨くことで保つ美しいガラス光沢が特徴の神秘的な石です。
本来、ヒスイの産地は山の中がほとんどですが、ヒスイ海岸は海からヒスイが打ち上がる珍しいスポット。運が良ければ、海岸に転がる無数の石ころの中から、宝石「ヒスイ」を見つけ出すことができるのです。海岸に宝石が落ちてるって、すごくないですか!?(笑)
ヒスイ探しは、誰でもいつでも参加が可能!ヒスイ海岸には、観光客から地元の子供たちまで、毎年たくさんのトレジャー・ハンターが訪れています。「仕事の帰りに、ふらっとトレジャーハンティング」なんて楽しみ方だってできちゃいます!
ところがこのヒスイ、なかなか簡単には見つけられません。初心者には、ヒスイと普通の石ころの違いを見分けるのが難しい!没頭していると、どの石も宝石に見えてきちゃうほど(笑)
そんなときは、ヒスイ名人に頼りましょう。ヒスイ海岸のすぐ側にある観光交流拠点施設「ヒスイテラス」では、見つけた石を鑑定してくれるヒスイ名人が常駐しています。
観光交流拠点施設「ヒスイテラス」
ヒスイ海岸では、実はヒスイ以外にも貴重な石を多く見つけることができます。磁石にくっつく「蛇紋岩(じゃもんがん)」や世界的にはヒスイとも呼ばれる「ネフライト」、海の生き物の化石からできている「チャート」など、ヒスイ名人がいろんな石の種類を教えてくれますよ。
子供から大人まで、ついつい夢中になっちゃうヒスイ探し。冒険心と好奇心を高めてくれる、富山ならではのアウトドア体験ですよ。
ヒスイ海岸観光交流拠点施設 ヒスイテラス
《住所》富山県下新川郡朝日町宮崎3239-6
《TEL》0765-83-3015
《開館時間》8:30~17:30(12/29~1/3休館)
心も身体もリフレッシュ!大岩山日石寺の滝行体験
滝に打たれて精神統一、心身ともにリフレッシュ!そんな仙人みたいな修行を体験できるスポットが富山にあります。
富山市街地から車で40分ほど、中新川郡上市町にある「大岩山 日石寺(にっせきじ)」。真言密宗の大本山として約1300年の歴史を持つ日石寺では、滝行をはじめ写仏や阿字観などの修行が体験できます。
滝行をする「六本滝」は、高さ5.5mにある6基の龍の口から勢いよく水が流れ落ちています。滝にうたれることにより、人が持つ六欲・根本煩悩を洗いおとし、心身を清めると言われています。
《出典:VISIT富山県》
滝行の料金は1,300円/人。予約すれば、1年を通して誰でも気軽に体験できます。海水浴やプールなどのアウトドアはもちろん楽しいですが、いつもとは違った特別な体験をしたい方にオススメです。
真言密宗大本山 大岩山日石寺
《住所》富山県中新川郡上市町大岩163
《TEL》076-472-2301
《営業時間》~16:00(事務所)
《公式サイト》http://ooiwasan.com/home.html
新たなブームの予感!爽快感を味わう湾岸サイクリング
最近、富山で人気が高まっているアウトドアと言えば、「サイクリング」です。
「サイクリング?どこでもできるじゃん」と思った方、侮るなかれ。
富山県内には「富山湾岸サイクリングコース」「田園サイクリングコース」「湾岸・田園連絡サイクリングコース」という、整備された推奨コースがあります。
中でも有名な「富山湾岸サイクリングコース」は、氷見市から朝日町までの約102km、富山湾の美しい景色を楽しみながらサイクリングができます。さらに2021年5月31日、「富山湾岸サイクリングコース」は、自動車観光の推進を図るために創設された「ナショナルサイクルルート」に指定され、県内外からより一層の注目を集めています。
*詳しくは「富山サイクルナビ」参照
富山県内にある主なサイクリングコースには、青い線の道路標示が施されています。これは、ルートを走る人が安全に、かつ迷わないようにするためのナビ標示。この青い線に沿って走っていけば、初心者でも道を間違える心配なし!
またサイクリングコース沿線上には、あちこちにサイクリスト向けのサービスを提供する「サイクルステーション」や「サイクルカフェ」が点在しています。お腹が空いた時、自転車が故障してしまった時など、いつでも気軽に立ち寄れるのが魅力ですよ。
サイクリングをする人に優しいサービスや設備が整っている富山県。新たな富山を代表するアウトドアとして、今後さらに人気が高まりそうな予感!?
まとめ
山・海・川に囲まれた富山には、自然にまつわるアウトドアや、四季を感じるアウトドアが充実しています。もちろん都会にいてもアウトドアを楽しめますが、都会と富山との大きな違いは、アウトドアと日常の距離だと思います。
富山での日常には、すぐそばにアウトドアが溢れています。ちょっと散歩がてら立ち寄った公園で、思わぬ大冒険ができることも……。そんなワクワクする体験を、いつでも気軽に味わえるのが、富山の大きな魅力なのかもしれません。
富山移住をご検討されているみなさん、ぜひ一度富山でアウトドア体験してみませんか?
【ライタープロフィール】
Chiharu
1985年生まれ。富山県出身。18歳で関西に上京し、大阪・京都・奈良にて12年間を過ごす。30歳のときにUターンで富山に移住。現在、小学生の男の子1人を育てるシングルマザー。
北陸の女性を応援するwebメディア「ワタシゴト」のママライターとして、
北陸のよいモノ・コト・ヒトを発信する活動を行っている。