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【Vol.19】薬膳のイメージが変わる!食べておいしい「富山やくぜん」

こんにちは。富山市地域づくりマネージャーの竹村です。
ページをクリックしてくださり、ありがとうございます。
連休のはじめの日くらい嬉しいです。

地域づくりマネージャーってなにしてるの?という方は
こちらをご覧くださいね。


富山で有名なもののひとつが「くすり」。

昨年の羽田空港でのイベントでは
このくすり文化(置き薬のパッケージ)から着想を得て
記念券「イキタクナール」を配布しました。

レトロ薬をモチーフにしています。

富山市にはくすりのまちならではの
「富山やくぜん」という取り組みがあります。

薬膳ってイメージが湧くような、湧かないような、
って感じじゃないですか?

ということで今回は富山やくぜんをご紹介します!



▶富山がくすりで有名になったのは江戸城腹痛事件がきっかけだった

そもそも富山のくすりってなんでこんなに有名なんでしょう。
時代は江戸時代にさかのぼります。

江戸城内で突然激しい腹痛に襲われた大名がいました。
そこに居合わせた富山藩主の前田正甫まさとし公。
常備していた反魂丹はんごんたんをその大名に飲ませたところ、
たちまち腹痛が治ったそうです。

その光景を目の当たりにしていた諸大名たちが
「ぜひうちの藩でも!」と自国での販売を求めたことで、
富山のくすりは全国に名をとどろかせることになったそうです。


▶伝統を活かした取り組み「富山やくぜん」

そんな富山のくすりの伝統を活かし、
健康によいとされる薬膳などを
「富山やくぜん」という観光資源として
その普及に努めています。

富山やくぜんは新鮮な富山の食材を使用し、
古くから健康面で効果があるとされる食材も加えたもの

現在、和食をはじめ洋食やお菓子など
さまざまなジャンルの料理や商品が認定されています。



▶これも薬膳⁉彩り豊かなおむすびプレート

ぶっちゃけたことを言うと
「薬膳」ってあんまり美味しそうなイメージがもてませんでした。
身体にいい感はすごい伝わるけど、
どうしても薬膳=漢方感とか、クセが強そうっていう
印象がぬぐえなかったんです。

その概念を覆すきっかけをくれたのがこちらの
雑穀米おむすびヘルシープレート。

雑穀米が富山やくぜんに認定された主な要素です。

なんですかこれは。薬膳感がまったくありません。

普通におしゃカフェのランチに出てきそうで
いい意味で拍子抜けしてしまいました。

「薬膳料理を食べにくる」というより
「食べてみたら薬膳だった」
をコンセプトにしているというスタッフさん。
まさにそれを実現しているプレートです。

職場のバディともぐもぐ。

ちなみに冬限定で豚の角煮セットが登場しています。
こちらは富山やくぜん認定メニューではないものの
薬膳によく使われる八角を使用しています。

本格的な味でかなーり美味しいです。
おにぎりもぐもぐを止められませんでした。

こちらのお店はなんと食塩不使用
富山の契約農家さんから仕入れた食材の素材の味を活かし
だし汁をふんだんに使って調理しているそうです。

おいしい上に身体もよろこぶ。
こんな嬉しいことはありません!


▶おわりに

薬膳は決して取っつきにくいものではありません。
美味しく気軽に食べられて、身体にやさしいもの。

富山県産の新鮮な食材をたっぷり使った薬膳料理を
ぜひ試してみてください♪

‐‐こぼれ話--
プレートが想像以上にボリューム満点で、
食いしん坊で有名な私でさえ夜ご飯はいりませんでした。
おむすびプレートは早い段階で売り切れるそうなので、来店はお早めに。

最近は辛い食べものにハマっています。
地域づくりマネージャーの竹村でした。


▶今回取材したお店

丹霞堂(たんかどう)
富山県富山市桜町2丁目2-11

1階は薬局になっていて昔ながらの置き薬や和漢薬などもあります。



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