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【Vol.13】 富山の春の味覚ホタルイカの漁に密着してきました

こんにちは。富山市地域づくりマネージャーの竹村です。
ページをクリックしてくださり、ありがとうございます。
レシートの金額が777円に揃ったときくらい嬉しいです。
地域づくりマネージャーってなに?という方は
こちらをご覧くださいね。

3月から解禁したホタルイカ漁。
地震の影響もあって心配していましたが、
今年はどうやら豊漁のようです。

富山の人にとってホタルイカは桜と同じように
春の訪れを感じる風物詩。
私も学生時代に浜辺に網ですくいに行ったこともありました。(見事に撃沈しましたが)

そんなホタルイカの漁に同行させてもらいました。
富山を代表する春の味覚がどのように獲られているのか、
今回はホタルイカ漁編をお届けします。



▼ ホタルイカを定置網で獲るのは富山だけ

富山のホタルイカ漁は全国的にも珍しい定置網漁です。

”富山湾の神秘”ホタルイカの特徴
・ほとんどが卵をもったメス
・大きくまるまる太っている
・チョ新鮮!

ホタルイカは日中深海にいて、夜になるとメスが産卵のために岸近くまでやってきます。
メスはオスよりもひと回り大きいのが特徴。

富山のホタルイカはこの産卵期に漁獲されるので、
まるまると太り、他県のものよりも大きいんです。

さらに定置網なので身が傷つきにくい
さらにさらに、漁場は漁港や加工場にも近いので、
とっても新鮮
というわけです。

だから富山のホタルイカはブランド価値が高いんです。


▼ 1:00出港。水橋漁港の漁に潜入します!

あたりは真っ暗。いつもならぐーすか寝てる時間に出港です。

水橋漁港には5つ定置網があります。
最初は一番近くておおきい漁場へ、船に乗ること約10分で到着です。

定置網漁は何隻かの船で協力して行います。
奥に見える船のところまでひたすら網を引きあげます。
定置網が絡まらないように注意しながら引きあげていきます。
遠くに見えた向こう側の船にここまで近づきました。
これから集めたホタルイカたちを大きな網ですくいあげます。
定置網のなかはこんな感じでホタルイカがいっぱい。
アームに網をひっかけてすくいあげ、コンテナに入れます。
蛇口から水が出るように網からどーっとホタルイカたちが出てきます。

ひとつめの定置網では大体1時間20分ほどの作業でした。
チームワークよくスムーズに漁をされている様子は、
まさに阿吽の呼吸でした。
これからまた次の定置網へ向かい、作業を繰り返します。


▼ 漁のあとのもうひと仕事

漁港に戻ってきたら次は仕分け作業です。

素早い手つきで水揚げされたホタルイカを仕分けていきます。
仕分け後はこのように並べられてセリに出されます。圧巻の光景です。

この日の仕事が終わったのはだいたい8時くらい。
真夜中からずっと力仕事です。

漁港から見た日の出が素晴らしく綺麗で沁みました。


▼ ホタルイカって光るんじゃなかったっけ?

ちなみに、私が勝手に想像していたホタルイカがぶわぁーっと青く光る場面は、漁のなかで見かけませんでした。
漁師さんに聞いてみるとどうやら漁のときは明かりをつけているからで、多くの人がイメージするものは観光漁船でしか見ない光景だそう。

そんな質問をしたので「青いが見たい?」と、
ご厚意で少しの間ライトを消してくださいました。
刺激をうけたホタルイカが発光して、
一気に漁場が幻想的な雰囲気になりました。

発光するのは相手を威嚇するためとか、自分の影を消して敵を欺くためとも言われていて、いまだ多くの謎に包まれている生き物です。


▼ 漁師のみなさんいつもありがとう

水橋漁港は年間売り上げの約8割をホタルイカが占めていて、
シーズン中は毎日休みなく出漁されています。
季節の楽しみを支えてくださっている漁師のみなさんに感謝の気持ちでいっぱいです。

ちなみにこの日は今年の漁が始まって一番の豊漁だったそうです。
あれ?私大漁を運ぶ女かしら?なんて勘違いしちゃいました。

全員おられませんが水橋の漁師さんたち。
一見いかつく見えますが(イカだけに!?)漢気溢れるあったかい方たちです。
とてつもなく食べたくなって、この日はホタルイカ尽くし。
炊き込みごはんも作りました。
ご飯にホタルイカの風味が染みて美味しい~!

▼ おわりに

今回はホタルイカ漁編をお届けしました。
チームワークが重要なところや体力勝負なところは、
CAの仕事と似ている
部分がありました。

そして毎年こんなに美味しいホタルイカを食べれる富山って、ほんとにいいところだと深く感じます。
富山市2年目の春はホタルイカを味わい尽くしますよ~!!

おやつ昆布に激ハマりしています。
地域づくりマネージャーの竹村でした。


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