【詩】嵐の予感
迷い 怖れ 後悔 自分への不信
次々起こる
予想もしていなかった事態に
戸惑い 立ち止まる
ぎゅうぎゅうと
頭を締め付けられるような 痛み
水の中にいるような 息苦しさ
足掻いて 足掻いて
ようやく 大きく呼吸をした時
ふと 地中から 醜悪な何かが
溢れ出すのを 見た気がした
抑えつけられていた あらゆるものが
遂に溢れ出したよう
あれは私の意識が 投影されたか
あらゆる人の それか
その禍々しさに 嘔気が
避ける 躱す 打ち返す 粘る
弱くとも 手は有る
立ち上がれない時でも 顔は前を向いて
何が起こっているかを 確かめる
何をしたいか 何ができるか
深く潜って 捜す
どこまでも 捜す
意識の底から ”希望” を
見つけ出すまで