観る将なアラフィフおじさんの恋文?
これは岡崎将棋まつりの抽選に当選したけど、キャンセルしたアラフィフおじさんのグダグダ話です。
岡崎将棋まつり
コロナが終息しだしたと思った昨年末、最近観る将になったアラフィフおじさんは、岡崎将棋まつりというイベントを知る。このイベント、
・値段が安い。
・割と近い(といっても高速で4時間くらい)
・招待棋士に僕の推している神セブンの中村&高見のダブルタイチ先生がいる
など、抽選であるが参加できる可能性があった。
しかも、狭き門だけど、サイン会もある。
運の悪い僕だけど、試しに応募したところ、当たってしまった。
しかも、サイン会まで第一希望の中村太地七段が当たったのか。
まぢかとマジで思った。
蝶サイコーと喜んだ。
ツイッターで当選者を探し、リストまで作るくらい喜んだ。
でも、やっぱり僕には運はなかった。
オミクロンのせいで、コロナ感染者は爆増し、僕の住む県でも、
まん延防止等重点措置の適用があったのだ。
悩めるアラフィフおっさん
おっさんは、めっちゃ悩んだ。
不要不急といえば、不要不急だ。
岡崎将棋まつりはネットでも公開される。
だが、しかし。
サイン会は実際会場まで行かなくてはならない。
プロの、しかも、推している棋士と直接話す機会なんて、まずない。
今回行かなければ、次はないかもしれない。
でも、コロナの感染は恐い。
自分がなるのが、恐いのではない。
高齢者が地区人口の5割を超える田舎に住む僕が、近所の高齢者の方にコロナを移す可能性があるのが恐かった。
それ程規模の大きいイベントではない。
観客が騒ぐようなイベントでもないし、スタッフも観客も礼節をもって対応し、おそらく将棋まつりに参加しても、誰も感染しないだろうとの確信はあった。
だが、コロナなどない田舎から、都会へいくだけでも勇気がいるのだ。
悩んでいる間に、コロナ感染者は爆増していく。
おのれ、オミクロン、お前はデストロンの一味か、いや、そうに違いない。助けて、サイバトロン! 助けて、コンボイ司令官!
と心の中で叫んでも、助けはこなかった(当たり前だ)
推し棋士と話したいというエゴと、田舎にコロナを持って帰る危険性を両天秤をかけ、悩んだ。悩んだ、悩んで悩んで悩みまくった。
……でも、この二つを天秤にかければ、どちらに傾くか決まっていた。
僕はキャンセルの電話をした。
正直、今は虚無感しかない。
「いっそ、中止になればあきらめが付くのに」「僕の代わりに、中村先生と話せる人がいるのか」というネガティブな想いも心の中で渦巻いている。
例えるならば、今期のNFLのディビジョナルプレイオフ チーフスvsビルズで、オーバータイムのチーフスのドライブを見ていた、ジョシュ・アレンの心境である。
だけど、これは僕が自分で決めたことは、後悔はあるけどない。
公開動画は見えるかな、僕の中の暗黒闘気が強すぎて見えないかもしれない。
でも、こんなグダグダなおっさんはほっといて、岡崎将棋まつりに参加する方は楽しんでください。いや、まじに。
ただ、僕は参加しても後ろめたさから、心の底から楽しめないと思ったから参加しない、ただそれだけです。
そして、このノートも王様の耳はロバの耳の穴のつもりで吐き出して、心を落ち着かせるために書いているのです。
中村太地七段へ
(これは中村太地先生のツイッターにも送った文章です)
中村先生、B1昇級おめでとうございます。
私は、岡崎将棋まつりの抽選にあたり、中村先生のサイン会も当たりました。
そこで、自分の口から直接お祝いを言いたかった。
今でも言いたい。
でも、岡崎へいけません。コロナによって。
応募した時は、だいぶ小康状態になっていたので、大丈夫だと思ったのに…
私の地域でもまん延防止等重点措置になり、県を越えて会いに行くことがいいのか、悩みました。
今私が住んでいる場所は田舎、高齢者の割合が50%を超える場所。
田舎なおかげでコロナもまだ誰も掛かっていない。
でも、私が田舎から都会へいき、もしもコロナにかかってしまったら… そう思ったら、自分の「中村太地先生にあって、写真を撮ったり、話したい」というミーハーな想いだけで、イベントに参加することは、どうしても自分の心が許せませんでした。
もちろんイベント関係者が感染防止に努め、きっと感染者はゼロで終わる素 晴らしいイベントになるとは思います。
それでも万が一感染し、それが地元のお爺ちゃんお婆ちゃんに広がってくる可能性があると……
ということで、岡崎将棋まつりはこれからキャンセルの電話をします。
中村先生の目に止まるのかはわかりませんが、改めて
中村先生B1昇級おめでとうございます。
A級、および再びタイトルホルダーになられるのを楽しみにしています。
いろいろとお忙しいでしょうが、お体だけはご自愛くださいませ
~田舎に住む観る将なアラフィフおじさんより~
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?