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ホワイトカラー職が就職難。AIとの共存共栄が必要。

AIのアプリをいろいろ使い始めて業務効率があまりに早くなり、頭の中の情報をアウトプットしまくっている、とやです。

こんばんは。

知ってはいたものの、試す時間がなかったAI関連のアプリ。最近フル活用しています。
なんで使わんの?ってよくSNSで言うてる人いますけど、今私もそう思います。
仕事のスピード上がるだけじゃなく、時間が出来た分、違う事が出来るので効率でいうたら何倍もあがりますね。

ホワイトカラー職が就職難!?

年始にこんな記事を読んでました。

https://jp.wsj.com/articles/unemployed-office-workers-are-having-a-harder-time-finding-new-jobs-b12943da

仕事がなく職探しをしている失業状態の米国人は昨年11月時点で700万人を超えた。米労働省によると、6カ月以上求職活動を続けている人数はそのうち160万人超で、2022年末と比べ50%以上多い。

苦戦が特に目立つのは給与が高いホワイトカラー職で、テクノロジー、法律、メディアといった分野が含まれる。これらの業界では企業はコロナ後の経済活動再開で事業を急拡大したものの、現在は新規雇用の必要性が低下している。

鉱業、製造業、運輸業などの分野では雇用は堅調さを維持している。医療関係と公務員の2分野だけで、過去12カ月間の全体的な雇用増加の半分以上を占めた。

とありました。デジタル化が進む中でAIの発達により必要とされる職が変わって来てると感じました。AIはものすごいスピードで発展すると思います。ちょっと使ってみてるだけでもわかります。学習能力が速く、確実に吸収していく感があります。

しかし、この記事でもある通り、AIが発達しても絶対必要とされる分野もあります。
AIにより職が減る一方でそれを使いこなせる人、AIでは出来ない(人にしか出来ない)事を身につけておく必要があると思います。

人にしか出来ない事とは?

私が考える人にしか出来ない事とは
・AIを含めたあらゆるツールを理解し、使いこなす事
・0-1でモノ、コトを生み出す事
・考えてモノを作りだすこと
この3つではないかと思っています。
しかし、あまりにDXなどデジタル化の波にのまれて、これらのスキルを育てる、伝承する事が出来ていない状態になっていると思います。
デジタルを活かすアナログの技術が軽視されてしまっているのではないかと。

根本的な要因は学校教育の現場にある。

日本の教育環境を見ていると
・指示された通りにやる事が正
・周りと違うことをするのは否
・指示を受けないと動けない
と時代の変化とともになんだかなぁと思う事が増えました。この中で育ってきた子は自発性がなく、革新的な事にチャレンジできないようになってしまっているのではないか。そんな風に感じています。

自発性や創意工夫といったスキルは私たちが子供の頃には技術の時間に自然と身についていたのだと思います。しかし、今はその時間がほぼないに等しい。学校教育の中でモノづくりの時間が減ったという単純な答えだけではなく、そもそも教える先生自体もモノづくりを知らないから教える事ができない、、、伝承どころか消える方向になっていると言う事実が目の前にあります。技術の伝承どころか教育の伝承もされていない事が大問題です。
モノづくりは技術を学ぶだけではなくそのプロセスのなかに創意工夫や考える力を育てる要素がたくさんあります。それが教育されていないというのが今の現状です。

伝承できるのは学んで経験している人

では、
教育要項に技術の時間を増やして先生が教えれば良い。
単純な答えだとこうなりますが、それは無理な話です。
それをするならそもそも先生が勉強してからになりますから。
その例がプログラミングの義務教育化です。プログラミングを何も知らない先生がいきなり子供に教えるようにと言われても出来るわけではなく、実際に教えきれていないと思います。ダンスなどもそう。
教育要項にプラスしたからいける、なんてことはありません。

デジタルでは実現しない人にしかできないスキルを伝承するには
それぞれの専門分野の経験者、技能者が教える
これしかないと思います。プログラミングを教育したいのであればその道のプロが指導すればよいし、ダンスを教育したいのであればその道のプロが指導するべきです。もし、学校教育の中に単元として入れるのであれば先生が教えるのではなく、外部講師が教える、そんな仕組みにする事のが正解だと思います。

私が昨年立ち上げた
KENJI BRIDGE COLLEGE(ケンジブリッジカレッジ)

ここは現場の最前線でモノづくりの技術やそれに関わる技能者が先生となり技術、人間性、発想力など伝承するスクールです。
企業の人材教育はもちろん、学生や子供たちのスキルをモノづくりから引き出し、人にしかできない事、人として大切な事を伝承していきます。

デジタルの波はとても速く、一気にいろんな事が変わってくると思います。
今のところ、AIにしても情報のインプットありきで動くもので、いろんな情報を入れる事で活用出来るものなのだと理解しています。
AIには一つ目を作り出す技術はありません。いずれそうなるかもしれませんが、人がいるから動くもの。なのでどちらかが残るとかいう話ではなく、共存共栄していくものだと思います。

使われるのではなく、使いこなす
あるものを作るのではなく、一から生み出す

そういう教育が今後必要になってくると思います。


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