舞いあがれ。リアルに製作しました。
いろんなモノづくりのご相談を受けて、毎日町工場の皆さんと打ち合わせが続いている、戸屋です。
こんにちは。
工業製品やメーカーさんの商品作りなど作るものも様々。いろんな技術を組み合わせて形にしています。
さて、今日はそんなオーダーの一つでもあった舞いあがれのランプ作りについてお話したいと思います。
技術者の皆さんにムチャブリを聞いてもらいました。
ストーリーの中で商品開発をすることになったとお話をいただいたのは収録日の1ヶ月前。
スタッフの皆さんと私たちが持ち合わせているサンプルから何を作るか考えるところからスタートしました。担当者の方からいただいたお題は
・ストーリーにあった商品
・使いたいシーンのイメージ
この2つをもとにリサーチさせていただき、2日ほどで作るものを決めました。そして技術者に声をかけて商品作りを始めました。
この商品作りには4社の企業が私の無茶振りに巻き込まれてくれました。
株式会社豊里金属工業 岩水社長
斉藤株式会社 横谷さん
有限会社ヒサミツ 寺久保社長
「めちゃくちゃ急な話なんですが・・・」とお伝えしたところ
「いつものことやんか。」と皆さん有無を言わず協力くださいました。
(いつものことって( ̄▽ ̄))
設計、板金加工は豊里金属工業さん、
デザインパンチングは斉藤さん、
ライトの機構設計はヒサミツさん、
そしてマネジメントは戸屋がさせていただきました。
わずか1ヶ月という短期間。
デザインを詰める時間もない上に、日中は通常業務があるので、そこに無理を言って突っ込むわけにもいかず、毎晩集まっては検証し、改良し、試作し、検証しを繰り返していました。
試作板金屋さんがいるというのはかなり強力でした。設計も含めて、すぐ作れるって環境があったからこそ進んだというところもあります。
パンチングの斉藤さんも通常の5倍の速さでデータをまとめてくれて、すごいスピード感の中、モノづくりしていました。
構想も何もない、全くゼロの状態からスタートだったので、正直なところ、流石に間に合うかな!?いや間に合う?どうやろ?と思っていました。
商品開発というか収録に間に合わす事が目標になってました。
出来上がった時にはほんとホッとしたと同時にめちゃくちゃ嬉しかったです。ムチャは承知で確実に間に合わせる。モノができたこともそうですが、モノづくりしてる人はやっぱカッコええわって思いました。
いろいろあっての完成。だからこそ出来た時は皆んなで感激してました。
これやから製造業はやめられない(๑>◡<๑)
実際の商品開発はもっとかかります。
ドラマの中ではあっという間に商品ができましたが、実際はニーズ調査やデザイン検証、試作後の検証など多くのプロセスがあります。
今回製作したランプ、同じデザインでは出せませんが違うデザインであれば販売は出来ます。
ニーズがどのくらいあるのか。正直なところ知りたいところでもあります。
開発はユーザーの声から始まります。
ご意見あったら聞かせてもらえたら嬉しいなと思います。