Q.これで商売成り立ってるんですか?
1/22 小学生以上対象のミニ四駆大会を開催しました。
そこで参加者の親御さんからこんな質問を受けました。
「これで商売成り立ってるんですか?」今日はこちらのご質問に答えたいと思います。
A.これだけでは無理ですね。
ミニ四駆大会や子供向けのイベント。これだけで会社を運営しているわけではありません。
MACHICOCOはモノづくりのプロジェクトマネジメントをする会社です。
私たちの事業は大きく分けて3つあります。
「モノつくる」「人をつくる」「場をつくる」
この3つ。一つづつ説明していきますね。
「モノをつくる」事業
この事業では企業さんの商品作りや製品作りをサポートしています。
お客様の声で多いのがこの3つ。
「商品を作りたいけどどの工場に依頼したらいいのかわからない」
「これを作るにはどんなプロセスや技術が必要なのかわからない」
「工場を探しても希望をちゃんと伝えることができない」
私たちの強みはこれらが当たり前にクリアできていること。
お客様の商品作りを0からサポートして商品を世に送り出すまでをマネジメントしています。技術力、技能力の高い工場との連携でお客様の作りたいモノを形にして世に送り出していきます。
この事業では商品や製品といったモノを実現すること、お客様の商品を送り出すためのWEBや販促ツールをつくることが私たちの役割となります。
お客様が考えなければいけないことをまとめて引き受けています。
注文書一枚で思ったものができる。そんなサービスです。
「人をつくる」事業
町工場で20年近く仕事していて肌身に感じていたことが人材問題です。
「募集しても来ない」
この言葉を何度も耳にし、自身も経験しました。その理由はなぜか考えた結果、「そもそもモノづくりの仕事自体が認知されていない」という答えに辿り着きました。
そして未来を担うこれからの人材に目を向けた時、教育の場でモノづくりの時間が全くといって良いほどなくなっていることを知りました。
デジタル化が進み、誰でも加工ができる環境は整ってきました。しかし、モノづくりの環境がないがために0から考える力を持った人材が少なくなっているのも事実。
これでは子供たちの未来を作ることができないと思いました。
そこで私たちが取り組んでいる事業が
「モノづくりの習い事、LittleMeister(リトルマイスター)」です。
リトルマイスターの特徴はこの3つ。
「現役の技能士がモノづくりを基礎から教えます」
「リトルマイスターの環境は町工場とほぼ同じ。金属加工が中心」
「表面処理やプログラミングなども含めた様々な技術を包括的に学べる」
たくさんの体験から将来を見つけ出すことができる。
その機会を作ります。
「大人マイスターもやってほしい!」
「低学年でも習えるようにしてほしい!」
「現場の技術者でも受けたい!」
というお客様の声を受け、大人マイスター・ちびっ子マイスターを新たに展開する予定です。
また、企業向けの技能講座もリリースしています。
「場をつくる」事業
開催したミニ四駆大会などのイベントを通じてモノづくりを知るきっかけを作っていきます。
体験の場はミニ四駆大会のような大きなイベントもありますが
溶接体験や旋盤加工体験など子どもからから大人、現場で頑張る人まで
モノづくりを体験できる場をつくります。モノづくりは体験しないとわからない。入口をたくさん作っていきます。
モノをつくるだけではありません。技術者と出会える場も作っています。
クラフターズミーティングや居酒屋マチコといった毎月イベントでは企業や学生、一般の方までモノづくりに興味がある方が集まれる場をつくります。
製造業を知ってもらうための入り口作りです。
これらの事業の目的
私たちが目指すところは
「世界から求められるモノづくりのプロジェクトマネージャーになること」
日本のモノづくりに貢献するためにモノづくりはもちろん、企画から製造まで、そして人材作りなども含めてトータルにマネジメントできる会社になることです。
「場をつくる」事業は入口のための事業。
そして「人をつくる」事業は未来の人材を育成するための事業。
そして「モノをつくる」事業は企業の未来を作るための事業。
このように定義しています。
ということで。
私たちの事業には全て目的があり、一つだけでは日本の製造業を活性できないのです。なので一つだけの事業だけでビジネスが成り立つわけではありません。1月からMACHICOCOCAFEがオープンしましたがこちらも単にCAFEだけで事業を考えているわけではありません。ちゃんとモノづくりに繋げるための仕組みを考えています。美味しいものを提供しながら。
もっと詳しく知りたいなぁって思う方は一度MACHICOCOに来てみてください。体感してもらえると思います。