配偶者VISA①

マレーシアではいわゆる配偶者ビザ(SPOUSE VISA)というカテゴリはしない。

マレーシア人の配偶者としてマレーシアで生活する場合はLTSVP(長期滞在ビザ、Long Term Social Visit Pass)を申請する必要がある。

これがなかなか厄介複雑なビザで、提出書類も規約もイミグレごとによって微妙に異なる&頻繁に変更されるため、ここではプロセスのみを備忘録として残すことに留めることにする。

一月ほどかけ、ホウボウ走り回ってかき集めた書類は印刷代だけで、一体いくらかかっただろう。

まるで弁護士にでもなったかのように錯覚する書類の束を抱えて、9月20日にPutrajayaのイミグレへ出向く。
本来は我が家から10分ほどのDutaのイミグレへ行く予定だったが、あまりにも理不尽な対応に辟易して、他のイミグレに比べて職員が比較的親切だと言われるPJのイミグレで手続きをすることに決める。

出発 朝の6時。
到着 7時。
すでに長蛇の列。並ばなければいけないなら、一体なんのためのオンライン予約なのか理不尽だし、システムが全く謎だが大人しく列に並んで待つこと1時間半。
マレーシアの役所ではだいたいどこの課に行っても、第一関門の受付にて、書類チェックがあり、そこを突破しないことには手続きカウンターには通してもらえない。
9時ころやっと順番がまわってきて、受付の女性が我々の書類をパラパラとめくりざっと目を通して、受付番号を手渡してくれた。

よし、第一関門は突破した。

そこから待って一時間半、ついに我々の番号が呼ばれる。

とびきりのお澄まし顔を作って緊張して出向いた申請カウンターで職員の女性があっさり宣うことには、いくつか足りていない書類があるから今日は申請受付できない、必要書類を自分たちで再度確認して明日の朝9時にまた来て、と。

第二関門、脱落。

FBグループによると、だいたいのカップルがFirstAttemptでは申請突破できないとの情報だったので、なんとなく予想はしていたものの。
早起きして身なりもそれなりに整えて、何よりこの一ヶ月神経も蓄えもすり減らしてやってきているので来ている、やっぱりねとは思うもののVと二人で若干心くじける。

かといって、文句を言ったところでどうにもならないので、どんよりした気分で無言のドライブ45分にて帰宅。

そこから、大急ぎで再度書類をチェックし、近所の税務課に出向き不足書類のかき集め。
夕方にVの従姉妹Mの知恵を借りて、最終の書類チェック。

Mはさすが弁護士なだけあって、我々の書類不備をちゃっちゃと手直ししてくれる。こんなんなら最初からMに手伝って貰えば良かった。。。

10回以上出向いてやっと申請にこぎつけたカップルも多数いるみたいだから、明日も明日できっと何かしら言われてしまうんだろうなと不安に思いながら就寝。

やれやれ。マレーシア。


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