国際結婚手続き⑥市役所セレモニー
6月12日はVの誕生日。
そしてついにやってきた我々の婚姻宣誓式の日。
全くもって緊張感のない私達は宣誓式前日になって、ようやく何を着ればいいか焦りだす始末。
Vはホコリをかぶったジャケットを大急ぎでクリーニングし、私は当初予定した毒々しい真っ赤なお気に入りの一張羅を諦めて(後の配偶者VISA申請の時に役所の人に不信感を与えないため。。。)清楚感のあるオフホワイトのワンピースに変更。
宣誓式当日の流れは下記。
08:00
証人2人(Vの叔父二人)を伴い婚姻課窓口に出向き、本人確認。
このとき手数料としてRM60支払う。
08:30
所長が来るまでぶらぶら待機。
待機室には他のカップル&その家族達が複数いて写真撮影をしたりなんだりで、全体的にハッピームード。
08:40
所長が来ると、宣誓式申込の順番に名前が呼ばれセレモニーホールへ。
ラッキーなことにこの日は我々が1番目。
08:45
国旗が掲げられたセレモニーホール。机を挟んで所長の向いに座り、ここで証人あわせて最終の本人確認、ならびに婚姻届にサイン。
その後所長が我々夫婦の名前、生年月日を読み上げ、それぞれに婚姻の最終意志を確認し、ものの数分で宣誓式はあっさり修了。
ちなみに、宣誓の時に誓いの言葉を自分なりに言うのかなのと思ってヒヤヒヤしたけれど、べたにYES I DOと言うだけで大丈夫だった。
09:00
セレモニーホールは狭いながらも写真撮影もできるように、花やハートでデコられたステージが3つほど用意されており、宣誓式のあと10分ほど自由時間が与えられる。
特にパーティーなどもする予定がない我々は、ここで無駄に写真撮影して配偶者VISAに備える。
09:05
市役所離脱。
あぁ疲れた。そしてこれから家族での会食がある。。。特別なことは何もしたくないなんていうモダンカップルの願いは当然却下され、ウエディングケーキと中華海鮮コースが我々を待っている。
セレモニー前にVのおばさんに、あなた全然緊張してないじゃない、ずいぶん冷静ねと笑われた。
Vはかなり緊張していたようだが、わたし個人で言えばなんの興奮も緊張もなかった。悲しいくらい、なかった。
でもこれくらいのニュートラルさで十分だと思っている。
これは人間がもうひとりの人間と人生を分かち合うという経験の、序盤中の序盤なのだ。
今からエンジン前回にしたら途中でバテるのが一目瞭然。
飄然とやっていくのが、私の道じゃないか。
シニカルさが増し増した34歳は完全ニュートラルな気持ちでこの日を乗り切ったのであった。
お誕生おめでとう、V。
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