見出し画像

海外移住とは

マレーシアに来ておおよそ1年。
全くもって不満のないこの国での生活は、国際結婚という新たな章に入っても、以前と変わらず脳天気に楽しくやっていけるものだろうとたかをくくっていた。

ところがどっこい。
新生活1ヶ月も経たぬうちに次から次へ疑問や悩みが小さな主張と共に噴出するようになる。
現時点での憂鬱は下記の通り。

①V頼みの生活
マレーシアの生活において、赤子となんら変わらない私の現状。Vなしでは、右も左もわからない状況。
これは仕方ないものかと思う。特に国際結婚に関しては配偶者の国へ移住した場合、片方のサポート比重がどうしても重くなる。前回の結婚では私がVの立場だったため、配偶者の世話を焼く責任またプレッシャーはよくわかるつもりだけど、世話を焼かれる側の不甲斐なさみたいなものを今味わっているところ。
基本的に人に頼らず自分流でやりたい意固地なわたしにとって、あなたに全部頼らせてもらいます、のスタンスはどうしても歯がゆい。
日本では難しい手続きも全部自分でできたのに、ここでは人格形成のみが著しくすすんだ、生まれたての新生児のようなものである。ため息。

②友人
2月まで務めていた元職場の同僚たちを、元同僚のくくりで終わらせるか、友人に昇華させるかは私次第。
しかしながら、あらこれclick onできたわんと思った友人たちは、マレーシアは人生の目標の中のワンステップなだけであるから、次の目的地ができればすぐに旅立ってしまう人ばかり。
40代はマレーシアにいる予定のわたしは、つまり、ここで長きにわたってつるんでいける友人を、いちから探さなきゃいけないということ。道のり長し。
Vの友人たちは気さくでいい人ばかりだが、結局彼らはVの友人であることに変わりはなくて、例えばVには言えないような本音を言うことができる誰かを見つけなければいけないと思う。
配偶者に親友、恋人、ライフパートナー、その他云々の全タイトルをつけて、彼さえいれば他にはなにもいらない、なんてことは私の中ではありえない。少なくとも、女友達がほしい。上品から下品までを真剣に笑い飛ばせる、そうだな、FやCやHやAやNや。。。数え切れないな。
ああ、日本にはたくさん心おける友達がいるのに、なんと孤独なことか。
友達を作る努力in30s。inマレーシア。結構これ辛し。

③ランゲージバリア
Vの友人は基本ネイティブENGLISHスピーカーであるので、パーティーや飲み会などに顔をだすと、弾丸のように英語のシャワーを浴びることになる。しかも、マレーイングリッシュも散見されるため、聞き取りが本当に難しい。理解しようと脳をフル回転させているころには、もう話題は次の土俵に入っている。
というわけで、にこにこ相槌を打つ静かな日本人の枠に収まっている自分。別にそれでも構わないけれど、やはりしっかりと自分の主張をできるくらいの英語力が必要だ。。。
英語教育ならびに自分のキャパシティの低さを呪いながら、また英語学習に戻らなくてはならいないというわけか。
いつか、ネイティブなみにさらっとウィットな冗談で場を沸かせたらいいな。

④マレー語
英語が共通語だから、マレー語なんて勉強しなくていいやと思ったのは去年の7月くらい。マレーシアに引っ越してきて2ヶ月ほどで、マレー語の必要性の低さを実感し、勉強をやめた。
そこから一切触っていないマレー語。
でも、Vとお店を始めるにあたり、ある程度の基礎はかかせないだろうということで、こちらも要学習の波が迫っている。

今のところ、海外移住における誰しもが通るであろう悩みを、わたしもまた抱えてここで暮らしている。
日本には全く戻りたくないのが救いだろう。引かれる後ろ髪などはない。

さて、次の10年、ここでやっていくために、何からはじめようか?





いいなと思ったら応援しよう!