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sacai×carharttの偽物を見分ける魔法

フリーレンに教えてもらった「sacai×carharttの偽物を見分ける魔法」を使ったら90%偽物だと判定されたんですがね、残りの10%の可能性を信じて買ってみたんですよ。
そしたら案の定偽物確定で、だから言ったじゃないですかとフェルンに怒られましてね。
キャンセル申請してお金は戻ってきたんですがね。(メルカリの話ね)
偽物を理由にキャンセルする場合には「偽物と判断した根拠を文章で」事務局に連絡しなくてはならないんですよ。

ファッションエトセトラ第24回
今回は注意喚起的な意味でsacaiのタグの見分け方について。

偽物の根拠を文章で指摘して画像を添付したので事務局側もあきらかに偽物だと分かったようで、事務局と一緒に出品者を詰めて行ったんですよ。
(出品画面でも偽物と分かる表記を見つけたのが大きい)
メルカリ側としてはまず最初に返品交渉して下さいと来るだろうなと予測していたので、あらかじめ住所を調べましたら実在しない住所でしてね。
出品者にあれやこれやと詰めて行った結果、結局返品しないで返金という形で決着しました。

フツーの人ならまずこのやり取り自体がメンドークサイと思うので、そうはならない為に、私なりに調べたsacai×carharttのタグについて見分け方のポイントを書いていきます。
※私が買ったのはパーカーなので、パーカー限定です。

まずは本物のタグ。

これはブラックのパーカー、トップ画像はグレーのパーカーのタグです。

まずはmodelナンバーは23-0556sです。
ここが間違っているものはあまり無いとは思いますが、2023年に作られ、製品番号が0556でSpring/SummerのSですね。

続いてcolor001となっていますが、001はブラックを表すナンバーであり、グレーのパーカーの表記は376です。
最初のポイントはココです
ブラックのパーカーなのに376となっていたりグレーのパーカーなのに001になっていないか確認しましょう!

次はサイズ、ここも間違う事は少ないでしょうが、0はXS相当です。
偽物の場合、サイズ感は適当なので「Mサイズなのにやたらとデカいな」とか、「XLの割に小さいな」と感じる様な個体も存在するでしょう。

続いて使われている素材の表記ですが、
確認するポイントは英語の綴りが合っているか?です。
気付かない人も多いのですが、特にポリエステルの綴り部分。
POLYESTERがPOLYESYERになってたりします。

最後は洗濯表記。
本物の製品は赤の印刷部分が印鑑で押印した様な色合いですが、偽物はハッキリとした印刷で、×印がズレていたりします。
また、30の数字の下は2本線ですが、偽物は1本線の場合が多いです。

ここまでがネームタグで判別できる見分け方です。
実は偽物を出品している人も上記の挙げた情報を知らずにネームタグの画像をそのまま載せている方も結構います。
これを知っているだけでも偽物を掴まされる確率はグンと減るでしょう。
品質タグまで載せている出品者は少ないので、まずはネームタグをしっかり確認しましょう。

もちろん、
画像は本物を載せているが送ってくる商品は偽物という事も有り得ます。
ですので、
1.同じ商品を複数出品していないか。
2.匿名配送以外の配送ではないか。
3.購入者からの質問にきちんと答えているか。
4.正しい日本語で返答しているか。
5.購入者からの評価で「残念だった」とコメントされている内容はどういったものか。
以上の事をよく確認しましょう。
ちなみに私が調べた所によると、本人認証済の出品者でも偽物を販売している人がいました。

皆さん、ここまで付いてこれていますか?
sacai×carharttの偽物を見分ける魔法を習得できるまであと少しです。
頑張りましょう!
ハイ! そこ寝ない!

続いて実際に送られてきた偽物のネームタグを見てみましょう。

洗濯表示を見比べてみて下さい。

私が買ったのはブラックのパーカーです。
という事はcolor表記番号は何番ですか?
K介君、答えて下さい。
あ、K介だとそのままなのでB介君。

そうですね。
001になっていないとおかしいですね。
ですが、表記は376になっています。
これはグレーのcolor表記番号ですね。
B介君、よくできました。

次に注意すべき点はなんでしたか?
はい、ポリエステルの綴りですね。
POLYESYERになっていますね。
正しくはPOLYESTERですね。
では私に続いて正しく発音してみて下さい。
リピートアフターミー
「パァリィエスタァ」

続いて洗濯表記ですね。
おや?色味が本物のタグと比べるとハッキリしていますね。
30の数字の下も1本線です。
×印もズレている事が確認できますね。

それでは次に品質タグを見てみましょう。
ネームタグにある洗濯表示と見比べてみて下さい。
そうですU子さん、いやC子さん流石です。
表記が一致しませんね。
しかもMade In Chinaになっていますが本物はMade in Japanですね。
※sacaiの正規品にもMade In Chainaがあるので注意

では、品質タグの裏側も見てみましょう。

Modelナンバーが違う。

この商品のmodelナンバーは23-0556sでしたね。
では品質タグの表記はというと、23-00305でこれも一致しませんね。
その下にCOTON 100%とありますがTがひとつ足りないですし、ネームタグに書かれている素材表記と一致しませんね。


※ちなみに本物の製品タグは3枚で内一枚が大きいサイズのものです。

偽物にも3枚のものがあるので色々と調べてみましょう。

さて。
ここまで色々と書いてきましたが、昔からハイブランド品はコピー商品との闘いです。
本来なら新品は正規販売店、中古品なら信頼のおけるお店で買うのが一番ですが、フリマサービスにおける価格設定は市場よりも安価な場合も多く、それだけ魅力的でもあります。
しかし、誰もが知る人気ブランドをフリマやオークション等で買うのにはやはり細心の注意が必要です。
もちろん買ってすぐでもサイズが合わない等の理由で必要が無くなって定価以下でも売って現金化したいという人も少なからずいますし、(それでも古着屋に買い取って貰うより高いので)
私自身もそういった程度の良い中古品の掘り出し物をいくつも買ってきました。
ですが、人気ブランドであればあるほど高く売りたいというのが人間の性というもの。
発売されてから年数が経っていないのに異常に安くなっているものには気を付けなければいけませんね。
ですのでハイブランド品であれば尚の事、買う前に下調べをする事をオススメします。

それでは最後に「sacai×carharttの偽物を見分ける魔法」を習得できたかを判断する試験を行います。
今までの情報を参考に、画像のsacai×carharttのグレーのパーカーにおけるネームタグの本物とは異なる点を指摘しなさい。

間違いは7カ所

では、また次回!

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