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snafu_2020
『社会の効率化のボーナス』としてのベーシックインカム
初版
そもそも、私は社会保障・所得保障ではなく、『社会の効率化のボーナス』として、ベーシックインカム(BI)を定義する。近い将来にやってくる「モノとサービスが満ち溢れる社会(=労働がなくなる社会)」に備えて、BIの支給を徐々に増やすべきと考えている。
ゆえに、既存の社会保障制度はそのままで、BIだけを追加する。MMTを見ると、財源は心配しなくてよい。ただし、インフレ率のウオッチは必要。(MMTの考え方を援用して、BIをすべし、なんて、MMTerには怒られそうだけど(^^;)
インフレ率が上がったら、BIは減らす。社会保障制度としてBIを見ると、とんでもない話だが、『社会の効率化のボーナス』と定義すれば、妥当と言える。
こうすることで、目下のところ、JGは労働者のセーフティーネットになり、BIには起業を促す効果があると思う。
税金については、BIも『社会の効率化のボーナス』ゆえに、通常の所得と同様に扱い、所得税を徴収すればいいと思う。そうすれば、低所得者層はそのまま手元に残るし、高所得者層はかなりの部分が徴税される。本来の目的とは異なるが、所得格差の影響を緩和する方法にもなると思う。所得税の最高税率は40%でしかないので、これを機に税率を上げてもいいとも思う。
三面等価から見たベーシックインカムの役割
官民ともに投資機会が減少した、ポスト資本主義社会では、政府が担う赤字(の一部?)をベーシックインカムとして配るのが望ましいのかもしれない。
実際の取扱について?
今すぐどうこうはできないけど、「社会効率化給付金」的な位置づけのベーシックインカムを推すものとしては、「ベーシックインカム特別会計」みたいなものを作る必要があるんだろうな、などと思ったり。 https://t.co/l3XBmeCHEW
— 廣澤知也 (@hirosawatomoya) May 14, 2021
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