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知識社会における富の偏在は必然っぽい
産業社会の代表者たるトヨタと、知識社会の代表者たるネクソンを比較してみることで、知識社会における富の偏在が分かりやすく見えると思います。
たとえば、トヨタとネクソンの財務データを比較すると、いろいろ面白いと思う。
— 廣澤知也 (@hirosawatomoya) July 13, 2021
記事、書いてみるかな。。 https://t.co/tqKp3bIiOr
資本とともに、労働という分かりやすいものに支えられた産業社会(資本主義)が大成功した故の今の困難、という気がしている。(分配も一応しやすいしね)
— 廣澤知也 (@hirosawatomoya) August 2, 2021
(産業)社会の生産性が高まり、いわゆる「富」が偏在しやすくなった、今の知識創造社会においては、考え方を変える必要がある、というところ。 https://t.co/7gxGhjbDCh
CF等の違い(連結)
(本業のもうけを示す)営業CFを基軸に見ていくのかな、という気はする。
トヨタ ネクソン(単位億円)
設備投資 012932 00105
原価償却 008769 00085
研究開発 010904 00165
営業CF 027271 01376
投資CF -46841 -1402
財務CF 027391 -0026
現金同等物 051009 02525
従業員数 366283 6288
営業CFを1としたときの、それぞれの比率
印象深いのは、設備投資と減価償却の桁が概ね1つ違うな、というころ。(比率にして5倍程度)
ネクソンは営業CFと投資CFがほぼ一緒で、それゆえに、財務CFが不要というのが印象深い。
また、従業員一人当たりの営業CFは、トヨタが743万円、ネクソンが2188万円というのも印象的。そりゃ富も偏在するようになりますわな、というところ。
超ざっくり言うと、営業CFに人件費を足し算すれば、一人当たりGDPに相当すると考えてもらっていいような気がします。四季報にトヨタの数字はありませんが、日産は797万円だそうです。ネクソンは598万円。
営業CFと人件費の比率はある意味、資本分配率と労働分配率につながると思います。
ざっくりまとめると、投資はそれほどいらない、労働分配率は低い、こりゃ内部留保が溜まりますな(^^;
トヨタ ネクソン
設備投資 00.474 00.076
原価償却 00.322 00.062
研究開発 00.400 00.120
営業CF 01.000 01.000
投資CF -1.718 -1.019
財務CF 01.004 -0.019
現金同等物 01.870 01.835
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