「知識共創社会」の背景

博士課程の知人と、お互いの研究テーマの「背景」を共有しましょう、と言われて、そーいや、そんな整理してなかったかも、とはたと気づいた(^^;

ポスト資本主義へ

世の中で「ポスト資本主義」が話題だが、経済学でも「土地・資本・労働」から「ヒト・モノ・アイデア」へと着眼点が変化し、それゆえに「知識創造」が大切と言えそう。

知識創造とその担い手たる「人と組織」

知識創造については、以下の本でも整理されており、人と組織が重要になってくることが分かる。

この点、まだ決め打ちだけど「ティール組織」の考え方が大事になってくると思う。「ティール組織」には、資本主義と体現するものとして「オレンジ」があり、民主主義を体現するものとして「グリーン」があるとしている。でもって、経験上、人は自然な状態であれば「ティール」的な組織を作るのではないか、と私は思っている。

「誰もが強い権限を持ち、無力な者が一人もいないので権限移譲が必要ないという組織構造と行動様式を設計」(P.102)
ティール組織に記載されている、この理念が社会全体でも実現できれば、いいのだけど。。

競合財(モノ)を中心に考えるのか、非競合財(アイデア)を中心に考えるのかで、社会や経済のあり方が、ずいぶんと塩梅が変わってきそう、というところ。


団塊Jr。エンジニアを生業としつつ、経済学→経営学→心理学へと関心が移ってきた変な人。ついに退職し、「知識志本主義社会」へ旅立つ。夢(妄想?)は、アダムスミスやドラッガーのように結果として新たな学問領域を打ち立てること。SF:戦略性/学習欲/内省/慎重さ/着想