「知識共創社会」の全体像
きれいな図に差し替えてみました。
「知識共創社会」の構成要素
ヒト
多様な価値観を持ち、「知識共創システム」から得られる利得を評価し、判断を行った上で、自分が持つ時間を「知識共創システム」に対して投資する。
時間
ヒトに平等に与えられた、有限な資源。
「知識共創サイクル」
SECIサイクルで表現される。ヒトから時間の投資を受け、利得を提供する。
貨幣(補助的な要素)
必須ではないが、時間やアウトプットの交換をスムーズに行うために利用する。
「知識共創サイクル」の詳細
S(学問)E(研究)C(教育)I(実践)と読み替えられる。以下、参考。
S(学問)
「教育ある人間」が主たる役割を果たす領域。実践から得られる暗黙知を共有する。
E(研究)
「教育ある人間」が主たる役割を果たす領域。Sで得られた暗黙知を形式知に変換する。
C(教育)
Eで得られた形式知(専門知)を一般知に変換し、必要に応じて、他分野の形式知と統合し、実践の役に立つように教育を行う。教育の受け手側(ヒト)から見れば、学習機会を得る、ということでもある。
I(実践)
Cによって獲得した知見に基づき、実践を行い、暗黙知を体得する。現状では、「資本主義経済」の実践そのもの、と言い換えることができる。「資本主義経済」はヒトに対して、たとえば、衣食住(モノ)や育児+医療+介護(サービス)といった様々な利得を提供する。
「教育ある人間」の重要性
「知識共創システム」において、「教育ある人間」は、SやE、あるいはCにおいて主たる役割を果たし、「知識共創システム」の生産性を大きく左右する存在である。以下、参考。
参考となるnote記事
団塊Jr。エンジニアを生業としつつ、経済学→経営学→心理学へと関心が移ってきた変な人。ついに退職し、「知識志本主義社会」へ旅立つ。夢(妄想?)は、アダムスミスやドラッガーのように結果として新たな学問領域を打ち立てること。SF:戦略性/学習欲/内省/慎重さ/着想