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パソコンとは

『哲学的な100の質問』のつづき。
なんのこっちゃと言う方は、一番最初のこちらの記事をごらんください。

011.パソコンとは?

パソコンとは、わたしにとって、ポピピパプピピ……ピューピロピロピロピロピーという音がかかってから通信につながり、つながった時間分だけお金がかかってしまうので、ドキドキしながら広大なウェブの世界に触れていた、あの時代のこと…。
パケ放題とか通信無制限がなかった時代があったんですよ、そう遠くない昔の話です。
記憶があるのは小学5年生ごろ。
リビングに置かれたデスクトップコンピュータ。
最初はアクセサリにあったお絵かきソフトで絵を描くぐらいだった。
ローマ字はパソコンで覚えた。キーボードの打ち方もそのときに自分のやり方で覚えたので、いまだに無駄の多い打ち方で打っている。

懐かしのポストペットを使って、小学校の友達にメールを送ってた。自分の部屋に友達のポストペットが来ると、嬉しくてすごい興奮したな。

中学生のときかな?わたしは「進研ゼミ」のネット版みたいなのをやっていて、とにかくそこで受けた刺激がめちゃめちゃ強かった…。
課題とかはほぼ真面目にやってないんだけど。
掲示板のようなものが、各種趣味事に分かれて存在していて、絵とか小説ののもあって、同年代なのに同年代とはとても思えないヒーローのような存在、神のような存在がいっぱいいて、わたしは庶民オブ庶民だったのだけど、とにかくそこから刺激を受けた。
名前をほとんど忘れてしまったのだが、ひとり覚えている。「ゆーかり」さんという方がいて、ファンロードという雑誌に絵が採用されてたりして、さっさすがっすゆーかりさん…!みたいに思っていた。当時、確か封神演義とかの絵を描いているひとが多かった…そこらへんの時代のことです。
その頃わたしは絵を人生で一番よく描いていた時代だったので、絵に関する記憶が印象的だ。でも、「皆が書いているから書きたくなった!」という理由で、はじめて小説を書いて公開したりもしていた。
『かりんちゃんの恋事情』という…少女マンガオブ少女マンガ、隣りの家に住む幼馴染の男の子との恋の話であった。ど真ん中を恥ずかしげもなく行ってしまうね。定番なんだけど好きなんですわ…というね。
今思えば、それってすごいnoteに近かったとおもう。やっているときの気分が。コメントもつけられたんだよ。やりとりがとても活発だった。
あと、どんな機能だったか詳しくは忘れたけど、お友達になれて、メール交換とかもできた。すごい気が合いそうな子がいて、しばらく交換してたんだけど、交換日記もすべてわたしで止めてしまうぐらいに不精なわたしなので、やりとりが途中で止まってしまったな。
でも、すごく楽しかった。
世界がすごく広く思えた。

ホームページをつくったのもそこらへんかもしれない。
どうだったろう?とにかくその進研ゼミのネットの人たちもつくってたのは覚えているんだよな。
だから、わたしは『とほほのwww入門』とか、そういうhtmlを教えてくれるサイトを見ながら、自分のホームページをつくった。
絵と小説とかのごった煮のサイトで、オリジナルも二次創作もあった。
カウンターとかもつけた!その頃はキリ番文化もあった!けど、なんかやった覚えがあんまりない!いや、あったかな?友達がなんかリクエストしてくれて、絵を描いたような気がしなくもなくもない。
その当時は掲示板というシステムがあって、そこに感想とかを書き込んで、やりとりするような文化があった。わたしもやっていた。
チャットもあった。知らん人ともやったことあるな!なんかドキドキするような経験だったな。

でも、あんまりわたしは自分がそのときはまり込んでいるものを誰かと共有するタイプのひとではなかったし、ネット世界でも人見知ってたので、日本中にマブダチいっぱい!みたいなことにはけしてならなかった。
それでも「相互リンクしませんかー?」「ぜひー!」みたいなやりとりがあって、いくらかのつながりはやはりあって、嬉しかったのは覚えている。

あと日記をそのときホームページにつけていて、カッコで一人突っ込みしまくる日記書いてたな~。(そうそう、このように)(そしていつまでも終わらない)(三個は余裕)
中学、高校生時代に結構書いてた日記は、今はどこにもなくて消えてしまったんだとおもう。
思い出せない記憶はもう思い出せないのだろうな。
まあ、そういうものだ。

ちなみにわたしはパソコンで絵を描くとき、ずっと『PIXIA』というソフトを使っていた。なんなら今も入っている。それも確か、進研ゼミのネットでゆーかりさんあたりが使ってたからじゃなかったかなあ?
いつかふうか氏が進研ゼミのネット的なものをやって、勉強部分をまったくやっていなかったとしても、べつの部分がすごく育っているのかもしれないから金銭に余裕があるならそっとしておこう…と思えるぐらいには、わたしにとってあの経験は大きかった。

あとWEB小説を読みまくってたので、その当時ノベルランキングから色々読んでた人とは語り合える何かがあるかもしれない。結構トラウマもののショッキングな小説も読んでいた…。

パソコンは世界へのドアみたいな存在だったな。
中学生の時は、部活もあんまりやってなかったし、かなり暇な時間をもてあましてたので、ネット世界はわたしのなかで大きかった。

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さて、絵がまるでパソコンじゃないんですけども。
おとといかな?ソフトパステルが家に届いて、試し描きをいろいろしてみています。最初、あっ、しまったかも…?というぐらいには、どうしていいかわからなかったんだけども、なんかだんだん楽しくなってきた。
今朝うちで咲いてた朝顔。
そういえば透明水彩を始めたのは、ネットでミギーさんという絵描きさんを見つけたからで(こないだアニメ「さらざんまい」のキャラデザをしてて、ミギーさーん!となった)、その当時ハリポタなどの児童文学に傾倒してたんだけど、ミギーさんやその横繋がりの方々が推していた本があって。向山貴彦さんの『童話物語』というわたしにとってすごく特別な物語なんだけど。表紙も途中挿絵もいっぱいはいってるんだけど、それ、全部パステル画なんだよなーっておもいだした。

上が単行本で、下が文庫。上野のほうの表紙がパステル画です。
とてもおすすめ。と、ちょっとパソコンの話題につなげてみる。
今でもずっと特別。

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