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人形とは

『哲学的な100の質問』のつづき。
なんのこっちゃと言う方は、一番最初のこちらの記事をごらんください。

017.人形とは?

小学校低学年のとき、すでに『わたしの部屋』があったのだけど、そこに日本人形がいて、わたしは自室なのにも関わらず、その人形と目が合うのが、見られているのが恐ろしくて、自分の部屋でほとんど時を過ごすことがなかった。ピアノを習っていて、ピアノが自室に置かれてたので、それで訪れるくらい。あとはもっぱらリビングで過ごした。とても怖がりだったのだ。夜に忘れ物をしたときは、「ハァ…ハァ…」とひどく緊張しながら、ダッシュで電気をつけて、忘れ物を探し、ダッシュで電気を消して、転がるようにリビングに逃げていたのを覚えている。

これも幼稚園か小学校低学年のときなのだが、わたしはバービー人形を持っていた。しかし、わたしはストレートヘアーのりかちゃんがほしくて、めっちゃバービーの頭をシャンプー&リンスしてはストレートにするべく頑張っていた。でも、ドライヤーを当てると、バービーの髪はゆるゆるとやはりパーマになってしまう。思い通りにならなさを感じた…あと、服を脱がして、ぬいぐるみの服にしたりしていて、パンツ一丁のバービーを見た記憶が残ってて(悪気はゼロ)、ほんとうにかわいそうなことをした。

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ふうか氏の手のひらサイズのアンパンマン人形。ふうか氏のおもちゃには普通の価格に見合った働きをするおもちゃと5万円の働きをするおもちゃに分かれていて、アンパンマン人形はもはや15万円ぐらいの働きをしている。本当はプライスレスなんだけど、あえて金で言う。2歳から5歳の今までめちゃ現役。テレビ番組ではもう一切アンパンマンに興味ないんだけど、アンパンマン人形は超現役。これはしまじろうにも言える。しまじろうもテレビではあんまり見なくて、すっかりプリキュアに興味がうつってしまったのだけど、ぬいぐるみのしまじろうは2歳から5歳の今まで、ずっとふうか氏の親友。
ちなみにしまじろうのぬいぐるみは非売品なので、なくしてしまったら、ふうか氏はもちろんわたしも信じられないぐらいに悲しむので、なくさないようにすごく注意している。
我が家の最も替えが利かない品。
アンパンマン人形の話をしているはずが、しまじろうぬいぐるみに着地してしまう。
家族なんですわ、いっしょに旅して、いっしょに暮して、もう汚れのぜんぶが歴史で思い出なんですわ…

人の形をした人形は、幼少期のわたしにとって、恐怖の存在であった。特に目がこわかった。目が合うことを恐れ、見られていることをずっと恐れた。魂宿ってるとおもってたんだろうな。
今はどうかな。雛人形はめんどくさくても、ちょっとの間でもちゃんと出そうとしてる。だって一年に一度の出番をとても楽しみにしていると思うから。
そういう風に、人形の視点で、ものを考えられるときもあるようにはなった。
でもおもう。わたしはふうか氏ほどには情がないのだと。
わたしの人形たちはずっとさみしかったのではないかな…。

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今日の絵はとても粗い…なんか止まってしまいそうだったので、ちゃんとしないけど書いて&描いてみる。
ふうか氏の夏休みが始まったので不規則になりそうなのだが、それでも進められるときに進めようかなあとおもう。

過去の回答もマガジンにまとめてありますので、よければどうぞ。



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