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2022年個人的今年の漢字は「節」

 こんにちは。銀野塔です。毎年考えることにしている個人的今年の漢字の話です(去年の分はこちら)。
 
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 今年の漢字は「節」である。あらためて節約を考えようと思ってある程度実践した年だったので。いやもともとわりと省エネ節約志向なんだが、もう一段引き締めようという気になったので。加えて、ここのところいろいろなものの値段が上昇してきているのでますます節約したい心に拍車がかかるのだった。
 親が老いて、家計を完全に預かるようになって数年、日常の買い物にしても、やっぱり今年が一番シビアに値札を見比べたりしている。だいたい2、3日に1度買い物に行くのだが、買った食料はおおむねわりとすぐに使うようにしていることもあって、割引シールや見切り品表示のあるものをなるべく買っている。フードロスを出したくない気持ちが強い人なので、完全に計画的とまではいかないにしても、だいたいどの食品をどう使うかの見当をつけながら買う。
 とはいえ、節約に血眼になって、自分の精神状態がぎすぎすする感じになるのも嫌だし健康を損なっては元も子もないので、いかになるべく安くなおかつ健康的な栄養バランスをそこそこ取れて、食生活をそれなりに楽しめるように日々の献立を立てるか、ちょっとゲーム的な感覚で楽しむようにしている。
 食費だけでなく光熱費とかも、どこで節約できるかその工夫を楽しむという感覚でやってみている。なんか上の方から「いろいろ大変なので節約生活工夫して」みたいなことを云われるのは癪に障るが、地球の未来とかのことを考えても省エネ節約するに越したことはないと思うので「できるぶんだけはやってやろうじゃねえか」みたいな気分でもある。
 家計のことだけじゃなく、自分のお金についてもやっぱりちょっと使い方を見直そうと思って、今年からエクセルで簡単なおこづかい帳をつけてみている。いや別に今までだって何も考えずに使ってきたわけではないし自分を浪費家だと思ったことはないのだが。
 おこづかい帳と云ってもおこづかいをもらってるわけではないけれど、スマホ料金とか定期通院代とかのどうしても出て行くお金以外、自分の欲望のコントロール次第で決まってゆく支出がどんなもんだかというのをあらためて把握してみたかったのである。で、できれば「一か月に使うお金はこのくらいの範囲に収まるといいな」という目標も考えてみた。
 結果、その目標値内に収まったのは一年のうち二か月しかなかった……。まあ、自分のつけたエクセルを見ながら、ああ今月はこれから後の出費はなるべく抑えた方がいいなとか考えるきっかけにはなって、ある程度衝動買いなどを減らせた部分はあったかと思うので来年も続けてみようと思う。今年は、年の始めに録画レコーダが、秋にCDラジカセが故障したのを買い換えたというのがわりと大きかった。
 あと、羽生結弦選手がプロ転向したのが……関連書籍やグッズなど、もともとから何もかも買うわけでもなくかなり絞り込んでいるのだが、今年はプロ転向のご祝儀相場的な感じでちょっと例年よりも財布の紐が緩んだ感がある……とどめに、来年の東京ドームでのショーのチケットを当ててしまったので、チケット代と早々に予約した旅費で今月の出費がえらいことになっている。
 でもまあ、年の始めに「年の終わりに銀行の残高がこのくらいになってればいいんじゃないか」と漠然と考えていた額はクリアできそうなので(多分)、終わりよければすべてよしということにしておこうか。
 ああ、今年の漢字が「節」なのは、羽生選手がプロ転向という「節目」を迎えたというのもあったりする。それは私の節目ではないにしても、私の精神史(?)にはインパクトのある出来事だったので。
 
 自分のお金をもっと好きに使えるようにもっと稼ごう、とはならないで、できるだけ節約しよう、という方にいくのが私のダメなところかもしれないが、まあ性分はそうそう変わらないと思うので、今できる仕事の範囲でなるべく頑張りながら来年も節約ライフを楽しむ所存。

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