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【頭痛相談室】 頭痛はただの痛みじゃない。孤独と戦う人たちへ
頭痛は、心の悲鳴である。
誰にもわかってもらえない心の痛み、苦しさ、悲しさ、さびしさ、
怒り、悔しさ・・・頭痛は、いろんな感情の混ざり合った重りのようなものが、
爆発しているように感じています。
頚椎2番をタッチするたびに、
そんな誰にも言えない、人生の重みを感じます。
「あ〜、この人、根性で生きて来たんだな〜」
「あ〜、この人、よく一人で耐えて来たよな〜」
「僕だったら死のうと思っただろうな〜」という苦しみが伝わって来ます。
頭痛は、体の痛み・・・頭の痛みですが、
原因が、その部位ではない。
だから検査しても異常はない場合が多い。
腰痛は、腰が痛い・・・原因は、腰が悪い
ひざ痛は、ひざが痛い・・・原因は、ひざが悪い
五十肩は、肩が痛い・・・原因は、肩が悪い
頭痛は、頭が痛い・・・でも、原因が頭じゃないのだ
これが、今まで誰もが頭痛を治せてこなかった真実である。
頭痛の裏側には、孤独な人生ストーリーがある。
だからこそ、頭痛セラピストの仕事は、人間を感じる仕事なのだ。
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頭痛を発生させた原因が、頭じゃないとすると、
首かもしれない。首を悪くしたのは、背中かもしれない。
背中を悪くしたのは、普段の姿勢かもしれない。
そんな猫背を作り出したのは、誰にもわかってもらえない
太宰治の「生きていてすいません」みたいな感情なのかもしれない。
頭痛は、人生を表しています。
今回の頭痛相談室は、「頭痛セラピーは、心の支え」という話にフォーカスしています。ある頭痛セラピストが抱えた3人の症例を紹介してもらっています。いずれも、周りに理解されない「頭痛」を頭痛セラピストの手と心で支えられ、前に向かって生きていけるようになったお話です。ぜひ、ご覧ください。
人間は、孤独である。
一人で生まれて、一人で死んで行く。
誰かにわかって欲しくて、
誰かに認められたくて、もがき続ける。
やがて人生の暗闇を越えたその人の笑顔は、
朝日に照らされて美しく輝く。
まるで、あんなに苦しんだ人のように見えない
それは、
また一人孤独で苦しむ人のために・・・
その人の未来のために、笑顔いっぱいの一日を暮らす。
今日も元気で行ってらっしゃい。
D.H.