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闇から光へ 霊性の覚醒

私が 不思議体験をし
光の存在 神の存在を受け入れたのは
高校2年生 17歳の時だった。
その日から 闇から光の道を歩くようになった。

心がぼろぼろで
死んだ人間のような生活をしていた
無気力 無感動 無関心
腐った人間達の中に 自分が息ができなくなるほど
のまれて 自分も腐っている腐りきってしまっていると
全てに失望し自殺をはかったものの
死にきる勇気も無かった自分を責めて号泣した。

家に訪れた人が私に聖書をくれて ひらいたページの
ひとつの聖書の言葉が目にとまる
「わたしのもとに来なさい」
 マタイによる福音書 11章28節~30節(聖書の話26)
「疲れた者、重荷を負う者は、だれでもわたしのもとに来なさい。
休ませてあげよう」

この苦しみから解放させてくれるのか?
これ以上この苦しみ闇の中に身を投じていたら
精神障害を起こすか 再度自殺をはかってしまうと思った。
藁にもすがる気持ちですがる気持ちで

私は 腐った泥にまみれた私の魂を引きずり
通学の行き帰りにあった教会
誰もいない教会の礼拝堂でひざまずき
聖書を握りしめ 
聖書を叩きつけ
神がいるなら この世に神がいるなら
この苦しみから解放して
もっている力を振り絞り 泣き叫んでいた
この苦しみから解放されるなら
私は 「貴方の『しもべ』として残りの人生を生きる」と言っていた

その瞬間
聞こえたと言うべきか 感じたというべきか
神の声がした
「この世の全ての者が お前を見捨てても
私はお前と共にいる。私がお前を助け守る 助ける」と
一瞬 とてつもなく清い波が 私に覆い被さり
私の魂にこびりついた汚れが
いっきに 洗い流された感覚だった。
生まれ変わりの瞬間だった。

教会の扉をノックして礼拝堂に入った時
苦しくて重くてその身を引きずるように入ってきたのに
出るときは 神聖な空気に包まれていた。
空の星は美しく 冷たい夜風も心地よく
自転車で家路に向かう私の頬を
神聖な風の妖精達がエールを送るように撫でて行った。

その日から 私の生き方は 180度変わった
闇の世界から光に向かって歩くようになった。

霊的な体験をしたからといって 
直ぐさま
全ての闇から解放されるわけではない
新たな 戦いがはじまった。
闇から光に向かって生きる戦いだ。

家にいる毒親はいつものように存在し
母の毒矢は私を容赦なく的のようにして放ち続ける
学校では
遅刻の常習犯 さぼりのレッテルが貼られていて 
先生に反抗的だった私は問題児。私の成績は最下位だった。
誰からも相手にされない自分から
「貴方 変わったね」と最小限度の信頼を得るのに4年かかった。

確かに聞こえた神の声と精霊の技
「この世の全ての者が お前を見捨てても
私はお前と共にいる。私がお前を助け守る 助ける」
その言葉を信じて

心が折れそうになるときは たえず祈った。
光の存在に 精霊に祈った。
「助けて・・」
「力を与えて・・」と
高らかに無謀だと言える願いも
惜しみなく努力しつつ
「御心なら 叶えて」と祈り続けた。



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