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映画『夜の外側』:組織の内側?
「やっぱ組織って、やだなあ」
家庭も娘も捨てて、
極左テロリスト「赤の旅団」の、
一因となった女活動家ファランダが、
自分の信条に反する組織の意思決定に
抗う事ができず、
「より良き世界のための革命」ではなく、
ただテロの一員として、
利用されたことに涙する姿を見て、
自分の事かと思っちゃった。
私の場合は、テロじゃなくて、
「会社」「団体」。
トップが男で、己の利益を求めて、
「命令」したり「指示」したり。
他人に命令されるの、
イヤなんです。
組織、ノーセンキュー。
結局誘拐された首相は、
極左のテロではなくて、
ライバル議員の陰謀で、
テロに見せかけて殺されたとも。
映画としては、
とても面白かった。
日本にはないキリスト教と、
社会、政治の深い関係、
生活に根付く教えなどが、
すごく新鮮でした。
340分と長い映画なのに、
時間を忘れました。
外国を知るには、
事実をもとに制作された、
外国映画を見るのが、
一番良いです。
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