cero presents “Outdoors” (Streaming)
6/27(土)に予定されていた日比谷野外大音楽堂でのライブは中止となったけど、その代わりに当日無観客で録画したライブが今日18時からストリーミング配信された。6/27を楽しみにしてたからとても嬉しい。
「Summer Soul」で幕を開けて、そこから「cloud nine」へ。コロナ禍で家の中にいる時間が長くなり、外の気温もそれほど上がらない梅雨空の中、この2曲を聞いて、ああ夏は来たんだと思った。正直言うと「cloud nine」はプライベートで聞くときは結構飛ばしちゃったりするんだけど(ごめんよ)、ライブで聞くとすごくいい曲。この野外の空間の中で聞いてみたかった。
16曲演奏し、ラストはやはり「街の報せ」。私の大好きな曲だけど今夜は少し違う心持ちで聞いた。
きっと誰にも知られない 愛おしい一人の夜があるよ
みんなも年を取り いつかはいなくなるけど
何気ない歌詞なのに今夜はどうしたって胸に響く。彼らの奏でる「街の報せ」が生きることへの柔らかな肯定を歌っている気がして。生きるべきだと声高に叫ぶのではなく、穏やかに並走してくれている気がして。今夜の「愛しているよ」を彼への個人的な哀悼としたい。
名曲だとやはり思う。ずっとずっと歌い続けてほしい。
無観客のステージはたしかに寂しいけれど、演者の方たちのパフォーマンスを様々な角度から楽しめたのは配信ならでは。配信だからこそ出来たであろう演出も用意されていて、暖かな気分になる良いライブだった。
19時開演予定に合わせて収録したのか、夕暮れが深くなり、ライブ終盤の夜が訪れた瞬間の舞台は幻想的でもあった。舞台へ放射線上に垂らされた幕の装置はまるでメリーゴーランドのよう。生で見たら鳥肌が立ったかもしれない。
マグカップ買おうかな。買わないかな。どうしようかな。