【気まぐれエッセイ】人見知りのコミュニケーション術
わかりやすく人見知りな態度をする人を見ていて、私はよく思うんだ。
「あまりよく知らない人とのコミニュケーションが苦手です」って、親しくない人にさらけ出せるなんて凄いなって。
私は人見知りしているときほど、そんな自分を隠そうと愛想良く明るく振舞ってしまうから。
ある意味堂々と人見知りしている人(弱点を隠せない人)の方が、シンプル(心の扉が一枚)な分、一度打ち解けると良好な人間関係を築きやすい気がする。私のように苦手なことを一見上手に隠してしまえる、心の扉が何枚もあるタイプのほうが、本当の意味で人と親しくなるのはきっと難しい。
人とのコミュニケーションを不安がらずにうんと楽しむには、緊張を隠して堂々と振舞おうとするんじゃなくて、「緊張していることがバレてもいい」と開き直ったほうが、きっと効果的だ。
子どものように黙りこくってしまうのは大人げないし、「あなたとコミュニケーションがとりたい」という意志を伝えることは必要だと思うけど、その伝え方は不格好でいい。
笑顔が引きつったり、声が震えたり、どもったりしてもいい。
だって弱点をさらす、つまり自己開示することは、人と親しくなるためにもっとも有効な方法だから。わかってる。本当はずっと前から、わかってるの。虚栄心が、人との距離を遠ざけるってこと。
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