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Apex Legends:諦めてSGを持て
バトロワFPS,Apex Legends の武器のカテゴリであるショットガン(SG)について,持たなければならない理由,エイム弱者なりの当てどころ,上手い/下手な立ち回りの例を話そうと思う.前シーズンの僕に向けた記事.
Apex Legends はある一定のプレイヤーレベル以上(ダイヤ以上:個人の感想)はもうSGゲーだ.Apex Legends は武器を二本持てるが,その中で一本はSGが固定枠になっている.連射武器二丁持ちやSRは試合中盤でいずれSGに持ち替えられるような状況だ.
しかしSGは苦手な人も多いだろう.僕もそうだった.S7 はSGを持たずにプラチナ~ダイヤまであげたが,S8からはもうSGを諦めて持つことにした.なので苦手意識がある人に向けた話ができると思う.
なぜ"諦めて"までSGを持たねばならないか
"いやSG使えないんですよ"と僕は散々言ってきた.なんならマスティフ13ダメージ教の人間だった.しかしそんなことを言っていられないようになった.
なぜ"諦めて"までSGを持たなければならないか,それはApex Legends で部隊壊滅が起こる近距離戦闘でSGにはSGでなければ勝てないからだ.じゃんけんでグーとチョキしか出せない状況ならば,グーを出さねば負けるのだ.
基本的に正しいSGの使い方をしてくる相手に対して,連射武器では絶対に勝てない.連射武器でSGに勝てるのは,相手のエイムがよほどガバったか,正しい SGの使い方をできていない時だ.つまり相手のミスでしか連射武器でSGに勝てない.
いくら連射武器のエイムを鍛えようが,立ち回りを磨こうが,生半な練度では常人のSGにすら勝てない.なのでこれから(近距離)戦闘の勝率をあげようと思ったら,もう"諦めて"SGを持たねばならないのだ.
凡人の為のSGの正しい使い方
よくキャラコンを駆使しながら,素早い視点操作(フリックショット)やジャンプ撃ちをしてSG無双している猛者のクリップがある.あれは僕ら凡人の目指す場所ではない.あれはSGをまともに使える人が,それを超えてクリップにするような珍しいことなのだ.あれは僕らには豚に真珠,今やることではない.
では凡人にも使えるSGの使い方とはなんなのか,それは
・ジグルピーク(jiggle peak)
・置きエイム
の二つだ.これを個別または同時に使えばSGは使える.というかこの二つのテクニックは連射武器にはあまり相性のよくない,SGに特化した戦術なのだ.
逆にいえばSGが苦手な人はこの二つが癖づいていないだけだと思う.そうでなければ僕のように食わず嫌いだと思う.なのでこの記事で使い方を知って,実戦で試してみよう.
ジグルピークとは,壁や遮蔽から出る->撃つ->隠れるを繰り返す,体の出し方(peak)だ.
青い箱に隠れて,相手の弾を防いで
体を出して撃つ.この時箱は画面内にあるほどちょっとしか体を出さなくていい.相手の体が遮蔽のすぐそばにあるのが短いピークの理想形だ,画像は体を出しすぎだ.
これの何が強いかというと,体が出ている(撃たれる)時間当たりのダメージ量で連射武器に圧倒的に勝てるのだ.連射武器は体を出している時間に比例してダメージが伸びていくが,SGはコッキング動作中はダメージは出ない.なのでその間射線を切っても敵に与えることができるダメージは変わらない.しかしピークを一瞬にすることで敵からもらうダメージは圧倒的に減らせるのだ.先の画像のように横から体全体を出すのでもいいし,高所を取っているなら頭を出してしゃがめばいい.
連射武器とSGが戦う時,ジグルピークするだけで相当な実力差(とSG側のガバリがなければ)SGが勝つ.これは間違いない.
ジグルピークを有効に活用するには,大前提として遮蔽が必要だ.それはつまりただ撃ち合うだけでなく,その場の地形を理解して環境利用ができなければならないのだ.平地で互いにSGを撃ち合うのは有効にSGを使えているとはいえない.
しかし遮蔽に隠れて被弾を防いでいるときは,こちらも相手が見えない.なので相手がどこにいるかははっきりとはわからない.出てすぐ相手の位置を視認して,エイムを合わせる必要があるのだろうか.
そんな必要はない.そのために置きエイムというものがある.
置きエイムは,一瞬で相手にレティクルを合わせるフリックエイムや,一度合ったエイムを相手の動きに合わせて動かすトラッキングエイムと違い,相手がくる位置にあらかじめ予想してエイムを"置いて"おくのだ.
先の青い箱の画像で言えば,遮蔽に入っていて左に体を移動させればいずれ相手が同じ高さに見えることが予想できる.あとは見えれば射撃ボタンを押せばいい.反射神経も大して要求されない.連射武器相手ならジグルピークすれば多少見えてから撃つまでに時間差があっても余裕で勝てる.
ただし置きエイムには"予想"が必要だ.相手がどこから出てくるかそれをある程度予想しなければ,エイムを置きようがないのだ.
どこにエイムを置くか,それは経験でしかわからない."相手がどこからくるか"の読み合いだ.
逆に,SGの間違った使い方とは,先の二つをしないやり方だ.
・遮蔽を使わない
・見えてからエイムを合わせにいく
ような使い方をしていては,それはSGの性能を引き出せているとは言えないと思う.
SGは確かに一撃の火力はあるが,キルタイムは連射武器に劣る.平地で打ち合っていると連射武器相手に撃ち負けることもままある.
平地で連射武器相手に撃ち合っている.右に岩があるから,もっと坂を降って岩を遮蔽として使うべきだ.
対SGの立ち回り
さてSGの強い使い方はわかった.では相手にSGを使われたとき,こちらはなすすべなくやられるか,エイム勝負をしなければならないのだろうか.
まぁSG同士の戦いになったとき,連射武器同士のように,それなりのエイム勝負はしなければならない.SG対連射武器のような圧倒的有利な立ち回りは流石にできない.
しかしエイム以外でこちらに有利になる立ち回り,不利になる立ち回りが存在する.それはいかにエイムを置かせないかで判断できると思う.言い換えれば,自分は相手の位置がわかっている状況(で相手はこちらを狙うのに時間がかかるような)状況を作るのだ.
例えば同じ遮蔽でも同じ場所から出ずに,左右や上を使って出ることで相手の置きエイムをずらすことはできる(ただ登りモーションの音などを聞かれることはあるが).同じ場所から出ればそれは相手にエイムを置いてくださいと言っているようなものだ.
あとは撤退戦も有効だ.家の階段などで,撃っては一個後ろの遮蔽に下がるを繰り返すと,相手がくる方向は自分にはわかるが相手はどこにいるかわからない,かなりいやらしい戦法だ.
SGは圧倒的に待つのが強い.相手の予想外の位置で待って,こちらは相手の動きを予想するのだ.
対SGで皆がなぜかやる,最高に弱い立ち回りは"ジャンプ"だ.(キャラコントップ層のように空中で軌道を変えられるようなジャンプでなければ)ジャンプは頂点をすぎてしまうと着地地点までの軌道が簡単に読める.あとは着地地点にエイムを置くだけで100ダメージが約束されるのだ.
ジャンプ中,体の向きでもう画面左下にしか行かないことが(ほぼ)確定しているクリプト君,このあと104入る.
まとめ
SGを使ってくる奴に対してはSGがなければ勝てないから,諦めてSGを持て
SGは
・遮蔽を使え
・動きを予想してエイムを置け
対SGは
・遮蔽を使わせるな(これは一人では難しい)
・エイムを置かせるな
・絶対にジャンプするな(軌道が読まれる)
だ.
実はSGの華,ドームファイトも基本的には同じ考えでできる.ただ,ドームでは車線は切れるが,視線を切れないことから相手の視線や体の向きで次の動きの読み合いがいつもと違うだけだ.
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