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最初のデッキに赤単を選ぶな!
デュエルマスターズというゲームには火単速攻というデッキタイプがあります。最近で言えば赤単我我我、僕がやっていた時代だと赤単ガトリングなんかが該当するデッキですね。簡単に言えば1〜3コストの軽量火文明クリーチャーやコスト軽減持ちのフィニッシャーを使って相手が動き出す前に殴り切るのがコンセプトになっています。
デュエマというゲームの長い歴史で常に存在感を示し、カジュアル大会問わず多くの人に愛され結果を残してきたアーキタイプになります。このデッキタイプ、やることがかなり単純なので初心者によくオススメされます。しかし、個人的には大会向けのプレイヤーを目指しているならともかく、カジュアルにやるときにこのデッキから始めるのはあまりオススメできないかなぁと思っています。僕があまり好きじゃないというのもあるのですが、それ以外にもオススメできない理由が3つほどあります。
まずひとつにフィニッシャーがメインコンセプトとはあまり言えない点。赤単はそのデッキの特性上、出てくるクリーチャーの大半が小型ウィニーであり、良くも悪くも派手とはあまり言えないんですよ。特に初心者同士の場合、フィニッシャーが全く出ないままゲームが決着したり、そもそもフィニッシャーと言えるカードが無いタイプのデッキであることも多く、そうなると感情論ではありますか「カッコよさ」があまり無いゲームになってしまうんですよね。初心者としてはこれ、結構大きいと思うんですよ。既プレイヤーは色んなカッコよさを知ってると思うのですが、始めたばかりだとそれってあんまり良いデッキとは言えないと個人的には思います。まあ近年はバイク、ビートジョッキー、アーマードメクレイドとフィニッシャーがかなりヒロイックなデッキが増えたので、この点は結構緩和された気がします。
個人的に一番初心者におすすめしにくい理由が、ギミックも無く雑に勝ててしまう点にあります。言い換えればシンプルなデッキとも言えるので初心者には分かりやすいと表現されがちなのですが、ぶっちゃけ初心者にはよく分からないけど勝った負けたが決まったように見えてしまうんですよ。最初はそれでも楽しいんですが、結構飽きるのも早くワンパターンなデッキという印象になりやすいので初心者から見ると決して良いデッキとは言い難いと思います。勿論、速攻には速攻のプレイングスキルが有るんですが、それは中級者以上になって初めて分かることであり、始めたばかりではそれに気がつけってほうが酷です。
また赤単速攻はそのデッキの性質上、デッキタイプ毎との相性がはっきりしています。そのため対面によってワンサイドゲームになってしまいやすく、特に初心者対初心者だとどちらかが一方的に勝ってしまうことも少なくないです。ある程度続けてやっているプレイヤーであれば対面がデッキを変えることも出来ますが、始めたばかりで1デッキしか持っていない場合、険悪な空気になってしまいやすいのはあまり健全とは言えないのでは無いでしょうか。
赤単速攻はどちらかといえば、1つ目のデッキにある程度慣れてきた時に、2個目のデッキとしての選択肢としていいんじゃないかなと思います。扱いやすく分かりやすい強さがあるため覚えやすいデッキなので、ゲームに慣れてきた時に遊びの幅を大きく拡げてくれることでしょう。
散々悪し様に語ってきましたが、やはり速度特化のデッキというのはデュエマならではな部分でもあるので、慣れてきたら是非遊んでみて欲しいデッキタイプですね。