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「エロゲっぽさ」を考える

僕は普段から「アキバっぽさ」、「エロゲっぽさ」を求めていますが、じゃあそれは何かと問われると非常に悩ましい。「何か…こう…2000年代から2010年代中期くらいまでの萌え!って感じの…」とか説明した所で漠然としています。とはいえ、僕はクリエイターですから底を紐解くのも仕事のうち。いやクリエイターである前に一人のキモヲタとして、自分が直感的に感じる萌を紐解かなければならないのです。

取り敢えずエロゲっぽいと感じる王道作品から考えていきましょう。
取り敢えずベンチマークは「ふぃぎゅ@めいと」辺りにしましょうか。うーん、MOSAIC.wavはいいぞ。いやそうではなくて。作品自体はプレイしたことが無いのですが、まあニコ厨でこの作品を知らない人は逆にレアでしょう。というか普通にやってみたいんだよな…

さて、この作品といえばやはり電波曲ですが、まあこれは明らかにアキバ感があります。僕の知ってる萌えコンテンツと言えば電波。右も左も少女がニコニコしてるところに恥ずかしくなるような電波曲というセットが持て囃された時代が確かにあった。やはりここは外せない気がします。

後は最近注目しているのは髪色ですかね。ここ数年と比較すると、彩度の強い、原色系カラーが多いような印象を受けます。更には影の濃淡も強く、輪郭がハッキリ出ているのも特徴と言えるかも知れません。


ハナコと比較すると…
影が濃くて原色に近いカラーリングでベタっぽい印象

あとこれはエロゲに限るかもしれませんが、安易なキャラ属性盛りがちかも知れません。分かり易くて扱いやすい属性をとにかく色々入れてみる。それはドジとかヘンタイといった性格から、スク水、メイドといった衣装差分に至るまで、とにかくあれこれ一つのキャラに詰め込んでいたような気がします。
こういうの、最近だとむしろ掘り下げが重視されがちなのでは無いでしょうか。キャラの属性てストライクゾーンを拡げるのでは無く、キャラクターの造形から共感できる部分を拡げる。好みの問題もありますが、使い分けられればかなり便利な所かも。

取り敢えずこんなところでしょうか。また何か思いついたらつらつら書くことにします。サブカル一般化と共に萌えもまた広く受け入れられるようになりつつある昨今だからこそ、こういう研究は有意義と言える…かもしれません。

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