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現代遊戯王におけるダムドの使い方

ダーク・アームド・ドラゴンというカードがあります。

かつて、遊戯王はこのカードを中心に回っていたことすらある由緒正しいカードです。ボチヤミサンタイの呪文によってノーコストで手札から特殊召喚され、盤面をぐちゃぐちゃにしたり展開に使ったりとパワーカード代表格の一枚でした。制限規制も長く、また制限と準制限を行ったり来たりを繰り返していた評価が難しいカードでもあります。

とはいえ、現代遊戯王ではフリーチェーンを持っていないことや打点が2800ラインでパワーインフレについていけない等の理由から、カオス系やダーク系のデッキでも非採用なことすらあります。
ですが、僕はこのカードがかなり好きです。全盛期のパワーを知っているというのもありますが、ダムドにはそれに留まらない魅力があると思っているからです。今回はかつての環境カード、ダムドを現代で有効活用するためのコツ、強みを解説したいと思います。

さて、ダムドというカードを現代で評価する場合はやはり正統派な使い方を想定した方が良いでしょう。展開力という点においては相互シナジーを持つ最近のカードの方が圧倒的に軍配が挙がるからです。しかし、それは言い換えればこのカードは単品で完結しているとも言えます。
そして、一度着地してしまえば最低でも3回はカードを破壊できるという効果は現在でも非常に強力であり、リソース勝負で一気に有利を作ることが出来ます。つまり、このカードは押し込み性能という点では未だにトップクラスであり、アクセスコードトーカーのように盤面の数を必要としないので展開力を持たないデッキでも使用することが出来ます。

つまり、このカードは低〜中速でリソース勝負に持ち込んだ時の勝ちに持っていく切り札となりうるのです。例を挙げるとS-Forseやメタビート等のデッキですね。これらのデッキは盤面コントロールに長けている一方で突破力に乏しく、その部分を補うのにダムドは選択肢となり得るのです。

また種族属性の利点も未だ強く、豊富なサーチ手段によって適切なタイミングで手札に引き込みやすいという点も強みと言えるでしょう。流石にEXデッキほどの利便性こそありませんが、メインデッキのメイン火力としてはかなり柔軟な使い方を期待できます。

かつては闇が入るデッキであれば何にでも採用されたダーク・アームド・ドラゴン。現在では脳死で使用できるカードでは無くなったものの、適切なタイミングで使用できれば未だに勝ちに直結するカードです。実際友人間でもダムドが通った試合は大体勝ちに繋がったことが多く、未だこのカードは現役で使える良カードだと僕は思っています。是非、貴方のデッキに採用してボチヤミサンタイ、してみてください。

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