自分が作るゲームに僕の理想は求めていないという話
久しぶりに自社開発が進んでいるので、現在絶賛仕様書をゴリゴリを作っています。「ゴリゴリ」って0から仕様書作ったり実装したりする時に良く言うんですけど、こういうのも業界用語って言うんですかね?
それはともかくとして、今回の企画は僕にかなりの裁量を任されているのでそれがかなり楽しみです。どうせ1ヶ月もすれば血反吐を吐きなから作業しているような気もしますが、それはそれとして自分で何でも決めて良いポジションというのは非常に美味しいんですよね。これまでも隔週で開発しているゲームは僕に裁量が任されていたのですが、そちらは仕様もその場で切っていくようなミニマムな開発なので今回のようなちゃんとした開発で任された事は大きな進歩だと思っています。
まだ始めたばかりで右も左も決まっていないので、兎に角何でも決めなくてはならない。自分で言うのもなんですが、僕はゲームを作る時に結構フラットな視点になりがちなのでこういう時に割とドライに仕様を組み立てることが多いと思います。自分の好みとか割と度返しで、ユーザーに受けると思うかを優先する。
これは何も僕が客観視が上手いって話では無いのです。寧ろ普段は真逆ですし。しかし、そもそも僕の好みという話をしてしまえば、時流に乗れない古臭いゲーマーなので一歩引いた視点にならざるを得ない。SFCやPSくらいのゲームが一番好きだし、丁寧な作りも分かりやすいチュートリアルも美麗なグラフィックも要らないし、ストイックなゲームプレイも求めていない。理想を言えば、一人で黙々とフルコンプまで50時間で達成出来るようなゲームを勝手にやるようなプレイが僕の好みであり、それが時代に有っていないことも良く理解しているのです。
だからこそ、作るゲームに理想を求めて居ない。完璧なゲームを目指すことと、僕が好きなゲームを作ることが僕にとって=にならないので、良くも悪くも僕はフラットなゲーム作りをするのです。
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