「水晶の誓い」をマジでオススメしたい
皆様は本日発売の構築済みデッキ「誓いの水晶」はもう買われましたか?このデッキ、「水晶設計図」がとにかく強くてそれだけでもデッキを買う価値は十分あるのですが、とにかく構築済みデッキとしての完成度が高い!単体の完成度で言えば攻めの王道/守りの王道にも匹敵する、強力な構築が即遊べる非常に魅力的なデッキで、初心者の方にもかなりオススメしやすいデッキだと思います。購入を検討されている、もしくはスルーしようと考えている人に、今回はこのデッキが持つ魅力を紹介していきたい。
…割と珍しく普通の紹介していますけど、世間の盛り上がりも公式のプッシュもデュエキング一色だからこそ、今回取り上げたいと思っています。水晶デッキを発売当時散々四苦八苦しながら作った身としては、マジでオススメしたいデッキなので。
1.コンセプトが強力で分かりやすい
今回のデッキは、所謂「ビッグマナ」に該当するデッキタイプに近いコンセプトに類するデッキです。マナブーストを行って強力なクリーチャーへのアクセス時間を短縮していき、最後は火力を持って制圧するといった事を得意とする戦術です。デュエルマスターズというゲームにおいては速攻、ビートと並ぶ基本戦術であり、今デッキでもかなりデュエマらしい遊びが出来ます。フィニッシャーも強力な除去と攻撃ロックがかかる「ベートーベン」、新規にして全ハンデスと呪文ロックという相手を確実に殺しに行ける「蠅の王タブラ=ラーサ」、ほぼ盤面を更地にしてしまう「プロフェシー」と、概ねゲームに勝てるようなカードが採用されているので、使っていてかなり楽しいデッキだと思います。
2.足回りがしっかりしている
既存プレイヤー、特に水晶に向き合った事が有ればあるほど分かると思うのですが、水晶ゼニス最大の課題点はその足回りの貧弱さに有りました。水晶マナ戦術は1を3コストとする大幅なブースト力と引き換えに、大幅な色の制約とテーマ外との相互関係以外はあまり期待出来ないという縛りが有ります。これが特に重いのが足回り、初動に使うカードで、過去のカードプールを活かせず動き出しの弱さがネックとなっていました。しかしその悩みとはもうおさらば。冒頭で話した「水晶設計図」や水晶武装2で2ドローまで出来る「アラヤシキ」と言った新規に、水晶ブーストの「この私のために華を咲かすのだ!」、「シャングリラ・クリスタル」までキチンと搭載されているので、初動の弱さを感じさせない作りになっています。というか新規は本当に水晶の弱点を克服しているので、繰り返しますがそこだけでも評価に値します。「見よ!この美しき水晶の華」とか何だったんだ
3.「クリス=バアル」の強力さ
このデッキの中核とも言えるカードが「クリス=バアル」です。Gゼロと墓地回収、そして出たターンから殴りに行ける事で革命チェンジを下支えしており、裏マナ生成とドローエンジンを回しているだけでも容易に「プロフェシー」や「蠅の王」にアクセス出来ます。墓地回収も、序盤に打った「水晶設計図」を唱え直して上記のカードを探しに行けるので無駄が無く、自身も高いパワーとコストで除去がしにくいのも魅力です。Gゼロ条件のために増やした水晶マナはフィニッシャーのエターナル・Kで除去耐性に使えるので無駄も発生しづらく、正に水晶戦術を変えた1枚と言えるでしょう。
4.受けも強い
このデッキには除去トリガーが8枚、GSが6枚と近年の傾向から見ればかなり多めに受けが採用されております。コンセプトの都合上自由枠が多く、そこに受けが多く搭載されている形なので全体的に余裕が見える構築になっています。ビッグマナの弱点は概ね序盤の脆さにあるので、そこがある程度補強されている点もこのデッキの利点です。
総じてデッキのコンセプトがわかりやすく、勝ちも拾いやすい面白くて強いデッキになっていると感じました。本当にオススメしたいので、是非お試し頂ければと思います。全然関係ないけど表紙のクリスタとウィン君の顔が良い。