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早すぎた無効効果「デスカリバー・ナイト」を使いたい
デスカリバー・ナイトというカードをご存知だろうか。かつて遊戯王というゲームが文字通り混沌を極めていた15年以上も前のこと。まだ先行制圧などという概念すらなかった時代に書籍付録として出てきたカードである。あらゆるモンスター効果を問答無用で無効にして破壊するというシンプルかつ強力な効果は、現代で言うバロネスの如き強力な効果であった。下級ラインと呼ばれていた攻撃力1900や、闇属性を持っていたのも非常に優秀であり当時のビートダウンでは頻繁に採用されていた。
特にダムド全盛期には環境でも多く使われた最強筆頭の一枚であり、ライオウと並んでカオスを支えたパワカの一枚だと言えるだろう。
僕が特に思い入れを持っている好きなカードの一枚である。今では流石に簡単に突破されてしまうが、当時は引くだけで強力なカードであり、単体での性能で言えば「通常召喚で出すだけでモンスター効果を無効にして破壊」というのは現代でも類を見ない強力な効果は非常に魅力的だった。
当時は1枚500円という、小学生が買えるギリギリの金額を、頑張って3枚揃えた程には当時の自分には魅力的なカードだった。
現代遊戯王になって復帰してから、このカードを使いたいとずっと思っていた。ただ、召喚権を使うことが昔よりも重要になった現代において、特殊召喚が出来ないデスカリバー・ナイトは非常に扱いが難しかった。それでも現代で使用する方法をあれこれ考えた結果、カジュアルで使うメタビートに採用することにした。
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簡単にデッキを紹介する。とは言っても見たままだろう。召喚権をデスカリバー・ナイトやインスペクト・ボーダーに残しつつ、カオスギミックや深淵の獣、デスフェニを筆頭とした出張セットなどで妨害数を増やしていくカオス軸のグッドスタッフデッキである。本当はライオウのほうがより昔ながらのデッキになるとも思ったのだが、ライオウは未だに高いので再録が決まっているインスペクト・ボーダーを採用することにした。
時代のインフレに置いていかれて久しいデスカリバー・ナイトではあるが、単体の性能では未だ強力なカードであり、召喚権を残すことができれば強力な牽制となりえる。是非、あの強かったデスカリバーを、あの頃強かったカオスGSで使ってみては如何だろうか