タバコレビュー Vol.3「Che Red」

母の実家に帰るという定期イベントも終わったことですし、ここ最近毎週のようにやっているアレ、やっておきましょうか。「あなたの知らないタバコの世界」シリーズです。
今回紹介するのはこちら、「Che　Red」です。赤いです。革命的です。共産主義に染まったりしたい方にオススメです。ご時世的に怒られそうなジョークですね。
メタルギアシリーズのファンにはおなじみの歴史的革命家、チェ・ゲバラが拍子にでっかく描かれたパッケージでお馴染みのタバコ。知らない方に向けて簡単に説明するとゲバラは冷戦時のキューバにおいて当時の資本主義政権を打倒し、国の共産化を推し進めたかの国では英雄として扱われる人物です。そんなわけでこちらのタバコはキューバ産のタバコなのです。こちらも割とタバコ屋さんでは定番の一品になりますね。箱タバコとしても良く売られているので、喫煙家の中には印象に残っている人も多いのではないかと思います。こちらはそんなシリーズでも最もスタンダードなものとなっております。

本日は「ELEMENTS SUPER SLIM FILTERS」をフィルターに吸います。実家の近所にこれしか売って無かったので、まあ間に合わせですね。コットン生地のスタンダードなフィルターって感じです。Cheと組み合わせて、極めてベーシックなタバコになります。
火をつけて感じる味わいは「そうそう、こういうのでいいんだよ、こういうので。」と僕の中で五郎ちゃんがほほ笑むようなシンプルさ。洋食屋のハンバーグ定食、立ち食い蕎麦屋のざる、紙巻きたばこのChe。軽すぎず重すぎず、タバコの持つ香り高い煙が口の中に広がる。僅かな苦みと、しっかりとしつつもしつこく無い吸い心地は、僕がイメージするシンプルなタバコをしっかりと表現している。ノンフレーバーの「いつもの」タバコを楽しみたくなったら、僕は真っ先にこの銘柄を棚から持ち出すだろう。フレーバーがあまり好きでは無い人にオススメするとしたら、おそらく真っ先に挙げるのは「Che」だろう。

タバコ初心者からヘビーユーザーまで、多くの人から愛されるベーシックさを持った名銘柄「Che Red」は25g(約50～75本分)で680円。タバコ屋で迷ったら、とりあえずこれを手に取ってみて頂きたい一品である。