見出し画像

夫にイライラ!食事介助が1番腹立つのはなぜ?

子どもの離乳食が始まって、スプーンやフォークで自立して食べられるようになるまで…

つまり、食事介助必須の時期が、ずうっっっとストレスでした。

主なストレス対象は夫です。

食事の支度時に、子どもと遊んでてくれるのは大変ありがたいのです。

火を使ったりお湯を使ったりするから、後追い時期でも近づかないで欲しい。

高速でご飯を作って、さぁいただきます!ってなった途端、これまで遊んでいた娘を見向きもせず、自分の食事に没頭。

私が隣で食事介助をしながら、僅かな隙間でご飯を口に放り込んでいるというのに。

テレビを見ながら自分のペースで食べ続ける夫に、何度イラっとしたことでしょう。

手づかみ食べでものすごい光景になっていようとも、ぐずってなかなか食べてくれない時も。

彼は我関せずといった風に、食事を続けるのです。

あなたもイライラしてませんか?

何で私だけが自分の食事をないがしろにして、せっせと娘にご飯をあげているのか。
何で自分だけゆっくり食事をしているのか。


え、この子あなたの子でもあるよね??


そんなフラストレーションが溜まりに溜まったある日、ついに私はブチ切れました。

「ねぇ、何で私だけが食事介助してるの?」

だってそうじゃありませんか。
これがよその子だったらまだ分かります。

でも自分の子だよね?

せめて時々はあなたが子どもにご飯あげて。
それか私が後でゆっくり食事ができるようにして。

そんな私の訴えに夫は言いました。

「だって、透兎の方があげるの上手いし、俺じゃ嫌がるから」

あげるの上手いのは当然だろう!
毎日毎食、私があげているんだから!

俺じゃ嫌がる?
それはそうだろう!
普段から上げてないんだから!

夫は、まったく食事介助をしてくれないわけじゃありません。

圧倒的に介助の時間が少なく、最後まで食べさせられないのです。

でもそんなの言い訳だし、やらない理由にならないし。
あなたも同じじゃありませんか?


では、この食事介助問題に答えはあるのでしょうか。


そもそもですが、なぜ夫はあんなセリフを言ったのでしょう。

「だって、透兎の方があげるの上手いし、俺じゃ嫌がるから」

そんなのは当たり前……というもっともな思考を一時停止して、考えてみました。

このセリフの裏には、こんな意味があるようです。

「だって、透兎の方が(経験があるから)あげるの上手いし、俺じゃ(上手くあげられないし、ママじゃないと)嫌がるから(効率的に食べさせるには、俺じゃ不向きだ)

確かに、入浴もオムツ替えも食事介助も寝かしつけも(何ならこれは1度もやったことがない)、すべて私がメインです。

子どもとかかわる時間の差と言えばそれまでですが、だからと言って言い訳にして逃げるのは許さない。

(つべこべ言わずにやれや💢)

……なーんて言えればスカッとするけど、いらぬ争いの種をばらまいてストレスを生産する趣味はない。

結局、私の役割はそのままなのだろうか。

でも、もう少し考えてみました。
というのも、私が妄想したセリフの補完の中の、

(効率的に食べさせる)

という部分に引っかかるものを感じたからです。

オムツの替え方1つ取っても、夫は圧倒的に時間がかかります。

ウンチなんて出ようものなら、大量のおしり拭きを消費。

赤ちゃんのウンチ(連呼してすみません)なんて、ちょろっとしか出ないのですから、何が大変なのでしょう。

否、これがウンチ漏れとかならまだ理解できるのです。

あとは下痢とか?
シモの話ばかりで……でも大事ですよね?

とにかく、他にもミルクを作るのもあげるのも、もう見てられないんですけど!となってしまう。

そして私は、ハラハラしながらそれを見守り、もう見てられないと思ったら手を出してしまっていました。

ひょっとして、私は夫から育児を学ぶ機会を奪っていたのではないだろうか?

気付きたくなかったことに気づいてしまいました。

見守っていると言いながら、あれはほぼ監視に近かったのではないだろうか。

誰でも慣れない作業をするのに、それを近くで見ていられるのはプレッシャーです。

私は夫の育児に対して、本意ではないにしろプレッシャーをかけていたのです。

我慢、すべきなんだろうか。
でも子どもに何かあったら…

ぐるぐると頭の中で葛藤します。
信頼して任せろと思うと、今度は子どものために自分でやろう、と意見がせめぎ合うのです。

それでも、このままではよくない。
食事介助をきっかけに、もっと夫が育児から離れて行ってしまったら。

待っているのは完全ワンオペと、子どもに信頼されないパパの完成です。

効率的じゃないし、心配だし心配だけど…

夫を信頼して任せてみよう。


そう結論を出しました。
すると、今までと同じお世話をしているのに、なんだか少しだけ肩の荷が減ったのです。

ぬるいミルクも、

「あなたのパパが作ったものだから我慢してやって」

と心の中で子どもに言います。

おむつ替えも、

「パパは何度も拭くけど、きみの尻をきれいにしたいんだよ」

と(以下同文)

私が考えを変えたからなのか分かりませんが、それからの夫は少しずつ育児に慣れてきました。

ミルクをあげるのも、

「後よろしく!」

と丸投げすると、嬉しそうに娘にミルクをあげていました。

そうか、これが足りなかったのか。

夫に必要だったのは経験値であり、私に必要だったのは手放すことだったのです。

今となっては懐かしい思い出ですが、そのおかげで夫と娘は2人で出かけられるようになりました。

外でご飯を食べたり、アイスを食べたり。

「パパとデートしてきた!」

そんな風に言う娘に、夫はご満悦です。

確かにママの方が何倍も効率よくできることが多いけれど、自分のためにも子どものためにも、そして何よりパパのためにも、手放す勇気が必要なのです。


追伸
でも、完了食になって大人と同じウンチをするようになったら、おむつ替え拒否になりました笑





いいなと思ったら応援しよう!

透兎(touto)
よろしければ応援してくださると、励みになります❣️