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妄想非化学研究書 音楽と映画を読む 誇張された非科学的現実妄想生活 7
■臆病な私を見つめてくれた職場の先輩達
学生の頃、友人から借りた1本のカセットテープ。
テープの中身は「BOØWY」であり生活が一変した。
生活の中心は「BOØWY」となり、勉強はそこそこ。
CASE OF BOØWYのビデオも擦り切れるくらい見た。
ビデオの中の氷室さんに、初めてカッコいいをみた。
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ソロになってからもファンクラブ入ったりしてて。
特に仕事をするようになってからはずっと聴いて。
いつもイライラしてる?氷室さん、私もそうです。
一番年下だから弟分的に可愛がってくれる先輩達。
肩を並べたい訳ではないのですが、自分の仕事が
合ってるのか間違ってるのか相談しても無問題と。
90年代当時に、昭和パワハラ世代がいない会社も
非常に珍しいなぁと思うも、逆に日々不安になり。
思った通りにやって終わるんだったらいいじゃん。
そうはいっても自分の仕事に自身が持てなきゃね。
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そんなこんなで帰宅後は特にイライラしてまして。
氷室さんも結構見ててそういったところあるなと、
勝手に当時の自分はシンクロしてる!と思ってて。
いつも自信満々にカッコいい氷室さんが、なんで
「臆病な俺を見つめなよANGEL」と歌うのか考え。
私みたいな子供が不安な中、社会のレール乗って
間違いに気付く事なく虚勢張り、出来たフリして
風呂入って一人反省会みたいな生活なら判るけど。
当時、氷室さんがANGELで歌ってた意味が判らず、
ただただ自分の情けなさとダブらせて聴いており。
あの頃の先輩方と、氷室さんがいて今の私があり。
自分をみてくれる人いて優しく諭してくれるなら、
カッコ悪いながらもモガキながら進めばいいかな。
そんなふうに毎日をイライラ過ごしておりました。
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■ANGEL/氷室京介
多分といいますか、自分の人生でここまで何かを
突き動かされた曲は絶対でてこないんじゃないか。
弱さを優しさにすり替えてきたと、歌う氷室さん。
その他にもこの曲には色んなワードが組み込まれ。
あの瞬間の氷室さんを如実に伝えてると思ってる。
明確に「伝えきらない」歌詞でなければ、意味が無い。
個人の考えてる事って、100%全て伝わる訳がない。
受け手側が、与えられた数少ない情報や前後関係、
過去の言動や今の状況を取捨選択し考えを巡らす。
そうする事で相手や事柄に興味を持ち思想を理解。
ある一定の誤解や矛盾も生じつつ受け止められる。
自分を理解してもらうには、時間も労力もかかる。
相手も同じでいてもらいたいし、そうでありたい。
もっと抽象的でもいいし妄想するもよしだと思う。
興味を持ってくれたら紐解きたいと思ってほしい。
ANGELから氷室さんという人を紐解きたくなった。
そのおかげもあり今をしっかり楽しめているかな。
■妄想が加速する 私の中のヒムロック
表だった活動を引退する時WOWOWで特番組んでくれてて。
最初の頃は、自分の出来なさ加減に苛々してたと言ってて。
ライブ終わった途端にマイク渡して即帰宅してたとのこと。
怖いってイメージより、いつも何か考えてる人に見えてた。
やるべき事が明確だった布袋さんと、手探りだった氷室さん。
BOØWY解散し最初のソロ作を聴き比べてそんな感じに思えて。
初期の頃はBOØWYや時に過去の自分だったり何かと戦ってて。
負けた時は正直に認めて、今後の肥やしにしていく様だったり。
カッコ悪い様をそのまま見せてくれた不器用な人だったりして。
でもそのおかげで、色々な言葉を目で追ったり耳で聞いたり。
上書きされていく考え方や曲を、紐解いていく楽しみもあり。
ソロ一発目は私も大好きなのですが、ポップな感じのアレンジ。
ちょいと迷いがあるのかなと思いつつチャリ坊のギターがいい。
日本一のカッテングギターとやったから(これ布袋さんの事ね)
海外で一番カッコいいカッティングギター弾く人とやりたいと。
そこでチャーリー・セクストンというアメリカのアーティスト。
ドームにもチャリ坊来てたり、その後も色々呼ばれたりしてた。
ドームでのやり取りは、まさに1987年のデヴィッド・ボウイで。
グラススパイダーツアーをそのままやったミーハーさが大好き。
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その後も年一くらいでアルバム発表しつつライブやってくれて、
やっぱり有名なのはMarionetteなKISS MEになっちゃうんかな?
売れすぎちゃって改めて迷いの中に入ってしまう所も良さかな。
もがいた挙句アメリカ行っての、「ONE NIGHT STANDS TOUR」
そのお話はまたいつの日か、、、未だに氷室京介卒業できません。